イグニス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 469億5100万 円
銘柄コード 3689(マザーズ(内国株))

株式会社イグニスは東京恵比寿に本社をおく企業。2010年スマホアプリ「妄想電話」をApp Storeにて提供開始。2012年には「サクサク for iPhone」「節電♪長持ちバッテリー」、2013年「神姫覚醒!!メルティメイデン」「全巻無料!サラリーマン金太郎~今だけ限定!無料漫画(マンガ)」などを公開。2014年には東証マザーズに上場、アプリダウンロード数累計7,000万を突破。現在もスマホ向けアプリ・ゲームを多数展開。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

株式会社イグニスは東京恵比寿に本社をおく企業。2010年、銭錕氏らによって創業され、スマホアプリ「妄想電話」をApp Storeにて提供開始。2012年には「サクサク for iPhone」「節電♪長持ちバッテリー」、2013年「神姫覚醒!!メルティメイデン」「全巻無料!サラリーマン金太郎~今だけ限定!無料漫画(マンガ)」などを公開。2014年には東証マザーズに株式上場を果たし、アプリダウンロード数累計7,000万を突破。現在もスマホ向けアプリ・ゲームを多数展開している。

事業内容

イグニスグループは、「世界にインパクトを与えなければ、気がすまない」の経営理念のもと、「次のあたりまえを創る。何度でも」をミッションとして掲げ、スマートフォン向けアプリの企画・開発・運営事業を主軸に、様々なサービスを展開している。

イグニスグループは主にネイティブアプリをApp StoreやGoogle Play等のプラットフォームを通じてスマートフォンユーザーに提供している。スマートフォンネイティブアプリサービスの収益構造は主に課金収入で構成されている。

イグニスグループは2012年、いち早くツール系アプリに着目し事業化に成功、この分野のパイオニアとして市場をリードするとともに、市場を創造しながら成長してきた。

イグニスグループは、株式会社イグニス、同社の連結子会社12社及び持ち分適用関連会社2社により構成されている。

事業ジャンル

イグニスグループは、「コミュニティ」、「ゲーム」、「その他」の3つのジャンルの事業を展開している。

コミュニティ

株式会社アイビー及びALTR THINK株式会社が展開しており、主に継続会員になることにより月額課金の課金収入を収入源とするビジネスモデルと、無料提供するサービス内に広告を掲載し、その広告収入を収益源とするビジネスモデルにより成り立っている。

主要サービスは、メンタリストDaigo氏の監修の下で心理学や統計学を活用した最適な男女のマッチングを目指した恋愛・婚活マチングサービス「with」である。「with」は2015年9月より提供開始しており、オンラインでの出会いが徐々に浸透していることを背景に、サービス提供開始以来、有料会員数の増加を継続している。

ゲーム

株式会社スタジオキング、株式会社ラップランド及び株式会社IGNIS APPSが提供しており、iOS搭載端末、Android搭載端末向けに、主にアイテム課金を基本とするビジネスモデルにより成り立っている。

主要サービスは、起動後0秒で遊べる爽快感抜群の3Dクエストと、ギルトの仲間たちとの協力バトルが楽しめるスマホRPG「ぼくとドラゴン」である。

その他

グラム株式会社が運営する求人マッチングサービスのビジネスや、その他どのジャンルにも属さないプロダクトを含む既存事業で構成されている。

バーチャルライブアプリ「INSPX LIVE」を中心としたバーチャルライブプラットフォーム事業、VRアイドル「えのぐ」や、芸能プロダクション「VOYZ ENTERTAIMENT」によるエンターテイメント事業、VR医療分野を含むその他新規事業も当ジャンルに含まれている。

経営方針

イグニスグループは「世界にインパクトを与えなければ、気がすまない」という経営理念及び「次のあたりまえを創る。何度でも」というミッションのもと、インターネット、スマートフォン等を通じた様々なビジネス領域において、多くのユーザーに支持されるサービスの企画・制作・運営を行っている。

また、イグニスグループは主なビジネスとして、恋愛・婚活アプリ「with」等の「コミュニティ」、スマホRPG「ぼくとドラゴン」や「でみめん」、ブラウザゲーム「猫とドラゴン」の「ゲーム」を展開し、それら2つのジャンルに属さないビジネスを「その他」とした、3ジャンルを現時点で収益を生む基盤事業として位置付け展開している。

さらに新規ジャンルへのチャレンジとして、サービス普及拡大と急成長が見込まれる分野であるVRやAI等の最先端技術の商業化を目指しており、特にVRとAIを活用したビジネスを積極的投資事業と位置付け、早期収益化に向けて積極的に経営資源を投入している。

経営指標としては売上高及び営業利益を重視しており、基盤収益事業の強化による売上維持・拡大や積極投資事業の選択と集中による事業の選別と早期収益化等を推進していくとしている。

経営環境及・対処すべき課題

基盤収益事業の主な事業領域である国内オンライン恋愛・婚活マッチングサービス市場規模は、近年拡大を続けており、2024年には1,037億円に達すると予測されている。また、積極投資事業の主要な事業領域である世界のAR/VRのハードウェア、ソフトウェアおよび関連サービスを合計した支出額は、2023年に1,606.5億ドルにたっする見通しだと予測されており、いずれも引き続き高い成長が見込まれる市場だと考えているとのことだ。

また、対処すべき課題として、イグニスグループは「収益基盤の確立及び安定化」、「組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の充実・強化」、「システム基盤の強化」等、5つを掲げている。

収益基盤の確立及び安定化

スマートフォンの登場によりIT業界で大きな市場変化が起きており、既存の収益基盤の拡大に加えた新たな収益源を確保することが経営上重要な課題だとしている。そこで、スマートフォン市場を上回る成長を目標とし、成長戦略として「既存ジャンルの収益基盤の安定化」、「潜在ニーズを掘り起こした新たな市場・新たなビジネスモデルの創造」を掲げている。前者では既存タイトルのプロモーションを中心とした的確なコストコントロールによる業績の向上・安定化を目指し、後者ではニーズを掘り起こした新たな市場・新たなビジネスモデルを創造すべくチャレンジしていくとしている。

組織体制の強化と内部統制及びコンプライアンス体制の充実・強化

今後更なる事業拡大を推進するに当たって、従業員のモチベーションを引き出す目標管理や福利厚生等の人事制度構築に努めながら、業務遂行能力、人格、当社の企業文化及び経営方針への共感を兼ね備え、グローバルに活躍できる優秀な人材の採用に取り組んでいくとしている。

システム基盤の強化

サービス提供に係るシステム稼働の安定性を確保することが経営上重要な課題であるとしており、各種アプリを運営するうえで、ユーザー数増加に伴う負担分散やユーザー満足度の向上を目的とした新規サービス・機能の開発等に備え、設備への先行投資を継続的に行い、システム基盤の強化に継続して取り組んでいくとしている。

その他、「技術革新への対応」、「グローバル展開への対応」を経営課題として掲げている。

2019年9月期 有価証券報告書(提出日:2019年12月16日)