NVIDIAはAI向け半導体の世界最大手です。GPUを中核に、CPU、ネットワーク機器、ソフトウェアまでを一体で提供する「AIファクトリー」企業へと姿を変えつつあります。生成AIブームの中心に位置し、時価総額は世界最大級です。 そんな同社が8月26日、2026年5〜7月期の決算を発表。売上高は960億ドルで、前年比2倍超に達しました。成長率の加速は4四半期連続です。さらに2028年1月期の売上を約70%増とする見通しを初めて示しました。ただしこの数字は「供給制約付き」であり、需要ベースの成長は100%に達すると経営陣は説明しています。 AI利用の主役が「人間」から「エージェント」へ
AIへの投資は、もはや一企業の設備投資という枠を超えた規模に達しています。大手IT企業の支出が本当に回収できるのか、市場では持続性を問う声も少なくありません。その行方を占ううえで、半導体大手NVIDIAの決算は世界で最も注目される指標の一つになっています。 同社は5月20日、最新の四半期決算を発表しました。そこでジェンスン・フアンCEOをはじめとする経営陣が描いたのは、AIをめぐる風景が静かに様変わりしている姿です。実験の段階を抜けたAIが、どこで、誰の手によって使われ始めているのか。 もう一つ重要かつ誰もが注目すべき問いは、投資の主役はこれまでと同じ顔ぶれのままなのか、それとも広がっていくのか。フアン氏らが語ったのは、好調な数字の先に横たわる構造の変化でした。AIの普及が新たな局面に入りつつあるいま、その勢いはどこへ向かうのか。今回の決算をもとに紐解いていきましょう。
NVIDIAが2月25日(米国時間)に2026年度第4四半期(11〜1月)決算を発表しました。売上高は680億ドル(前年比73%増)で、前四半期からさらに成長が加速しています。データセンター売上は620億ドル(同75%増)に達し、通期では1,940億ドルとFY2023から約13倍に膨れ上がりました。 非GAAPベースの粗利率は75.2%を確保。フリーキャッシュフローは四半期で350億ドル、通期で970億ドルを創出。そのうち410億ドルを株主還元に充てています。2〜4月の売上予想は780億ドル(±2%)とさらなる成長を示唆しており、2026年を通じて四半期ごとの増収が続く見通しです。 決算説明会ではジェンスン・フアンCEOが「エージェントAI」の変曲点について繰り返し言及。AIの未来像について、今回も力強く語りました。記事では同氏の発言を中心に、今回の決算のポイントを整理します。
AIブームの最前線に立つNVIDIAが11月19日(現地時間)、2025年8〜10月期決算を発表。売上高は570億ドル(前年比62%増)に達し、営業利益は360億ドル(同66%増)となり、驚異的な成長を改めて示しました。 データセンター売上高は510億ドル(前年比66%増)を突破し、引き続き成長を牽引。AI技術をビジネスの根幹に据えるための世界的な投資ブームが、現時点では衰える気配がないことを示しています。 AIインフラ投資でデータセンター事業が続伸
半導体大手のNVIDIAが、2025年5〜7月期決算を発表しました。売上高は前年同期比56%増の467億ドル 、純利益は59%増の264億ドルに達して過去最高を更新。市場の予測も上回りました。 AI(人工知能)市場の拡大が依然として続いていることを示唆する一方、時間外株価は執筆時点で3%の下落。投資家の期待が過熱し、好業績を織り込んだ上昇が続いていたため、売りが先行しているなどと報じられています。 成長を支えるのは、依然としてデータセンター部門。売上高は411億ドルと、全体の約88%を占めています。この数字も前年比56%増と力強く、大規模言語モデルを中心とする生成AI需要の大きさを物語っています。
NVIDIAが5月28日(米国時間)に2026年度第1四半期(2〜4月)決算を発表しました。売上高が441億ドルと前年同期比で69%増え、AI特需を背景に3四半期連続で過去最高を更新しています。 生成AIの利用拡大でトークン生成量が前年比10倍に跳ね上がり、同社のAI基盤への投資が世界規模で加速しています。一方、中国向け推論GPU「H20」が米政府の輸出許可制に移行したことで逆風に直面、45億ドルの損失を計上しました。 この結果、非GAAP粗利率は61.0%に低下しました。特殊要因を除くと71.3%でした。出荷停止によって25億ドル分の追加売上を逃したと言います。そんな中、ジェンスン・フアンCEOは「Blackwell NVL72」に言及。「“思考する機械”として推論性能を飛躍させ、AIエージェント普及を加速させる」と述べ、今後の長期成長に自信を示します。
NVIDIAが2月26日、2025年第4四半期決算を発表。11月〜翌1月の売上高は393億ドル(前年比78%増)となり、会社予想の375億ドルを上回った。営業利益は240億ドル(同77%増)だった。 凄まじい成長が続く中、決算発表後の時間外株価は一時上昇したが、執筆時点では下落に転じている。時価総額は3.2兆ドルにのぼり、直近一年間の純利益に対し44倍という水準だ。 ジェンスン・フアンCEOは、新シリーズ『Blackwell』への需要が驚異的だったと強調。「推論型」の大規模言語モデルが新たなスケール則を加えたとアピールした。規模の経済が成否を決するマーケットにおいて、大手クラウド事業者が競って設備投資を進めている。
NVIDIAが11月20日、2024年8〜10月決算を発表。売上高は前年比94%増の351億ドル、営業利益は同じく110%増の219億ドルだった。 時価総額はすでに3.5兆ドルを超え、AppleやMicrosoftを抑えて最も価値のある企業となっている。依然として力強い成長も続いているが、株式市場の期待には及ばなかったようだ。執筆時点における時間外株価は2.5%の下落。 ジェンスン・フアンCEOは「AI時代が本格化し、”NVIDIAコンピューティング”への世界的な転換が進んでいる」と豪語。従来品の『Hopper』に加え、次世代アークテクチャ『Blackwell』への引き合いも高まっているとアピールした。
NVIDIAが8月28日、2024年5〜7月期決算を発表。売上高は前年比122%増の300億ドルと、前回決算で掲げた会社予想を上回った。営業利益は同じく174%増の186億ドルだった。 この半年間で株価は62%、直近一か月でも12%以上上昇した。時価総額は約3.1兆ドルにのぼり、株式市場の期待は高まり続けている。決算発表後の時間外株価は、執筆時点で6.7%の下落となった。 ジェンスン・フアンCEOは「世界中のデータセンターがフルスロットルでAIインフラへの移行を進める中、またしても記録的な売上だった」とアピール。自社株買いや配当金により、上半期だけで総額154億ドルを株主還元にあてたことも付け加えた。
NVIDIAが5月22日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比262%増の260億ドルと、前回決算で発表された予想(240億ドル)を上回った。営業利益は同じく690%増の169億ドルだった。 ジェンスン・フアンCEOは「次なる産業革命が始まった」とコメント。あらゆる国や企業で、兆ドル規模のデータセンターが「AI工場」への転換を進めていると豪語した。新たなコモディティである「人工知能」を生み出すためだ。 株式市場は今回の結果と見通しを好感したようだ。決算発表後の時間外株価は執筆時点で約6%の上昇。時価総額は2.3兆ドルを超え、マイクロソフトとアップルに次いで三番目に高く評価された米国企業となっている。