Alphabetは、AI競争の中で独特なポジションにいます。自社チップ「TPU」、基盤モデル「Gemini」、検索やYouTubeといった配信面までを一社で握る、いわゆるフルスタック体制。生成AIの登場当初は「検索が破壊される側」と見られていた同社が、この体制をどう収益に変えるかが、ここ数四半期の焦点でした。 新たに発表された2026年4〜6月期決算は、売上高1198億ドル(前年比24%増)と、12四半期連続の2桁成長を記録。クラウド部門は前年比82%増の248億ドルに達し、受注残高は5140億ドルまで積み上がっています。半導体の外販や検索の再成長など、事業モデルが静かに姿を変え始めた兆候が、経営陣の発言の端々に表れています。 TPUの「外販」が始まった
アルファベットが4月29日に発表した2026年1-3月期決算は、連結売上高が前年同期比22%増、営業利益は同30%増。二桁成長を11四半期連続で更新する内容となりました。AI投資が本格的な収益貢献フェーズに入ったことを示す決算と位置付けられます。 注目すべきは、これまでコスト先行だったAI関連事業が、明確な収益エンジンへと転換した点です。クラウド、検索、サブスクリプションのいずれもがAI機能の実装と歩調を合わせる形で加速しています。需要が供給を上回る状態が続いているとも明かされ、設備投資をさらに拡大する方向に修正されました。 戦略面では、自社半導体の役割を一段引き上げる発表もありました。これまで内部利用と自社クラウド経由の提供にとどまっていた領域を、外部顧客向けの収益機会として明示的に位置付け直します。NVIDIA一強に対する強力な代替先として、アルファベットの手がけるAIアクセラレータへの注目が増しています。
アルファベットが発表した2025年本決算で、年間売上高は前年比15%増となり、初めて4,000億ドルを突破しました。第4四半期に検索事業は前年比17%成長し、クラウド事業は48%増の177億ドルに到達。サンダー・ピチャイCEOは「AI投資が収益と成長を牽引している」と述べ、今後も大規模投資を継続する方針を示しました。 ピチャイ氏は「Gemini 3 Pro」について、同社史上最速の導入ペースを記録したことをアピール。1日あたりのトークン処理量は前モデルの平均3倍に達したと説明しました。MAUが7.5億人を突破したGeminiアプリを中心に、AI体験をさらに強化します。 実現には大規模なインフラ投資が不可欠として、2026年には1,750〜1,850億ドル(約24〜27兆円)もの設備投資を計画。アナット・アシュケナージCFOによると、2025年の減価償却費は211億ドル(前年比38%増)でした。今年はさらに大幅な増加が予想されるとのことです。
アルファベットが10月29日、2025年7〜9月期決算を発表。四半期売上高は1023億ドル(前年比16%増)となり、同社として初めて1000億ドルの大台を超えました。営業利益は312億ドル(同9.5%増)でした。 スンダル・ピチャイCEOは、この結果について「AIが会社全体で真のビジネス成果を牽引している」とアピール。検索におけるAI Modeのデイリーアクティブユーザー(DAU)は7500万人を超えたと言います。Geminiアプリの月間アクティブユーザー(MAU)は6.5億人を超えました。 業績面で力強いのがクラウド事業です。売上高は150億ドルを突破し、前年比34%の拡大。営業利益は36億ドル(同85%増)に増えました。受注残高は1,550億ドルに達し、前四半期から46%増加。アナット・アシュケナジCFOは、主にエンタープライズAIの強い需要が牽引したと説明しています。
アルファベットが発表した 2025 年4〜6 月期の連結売上高は 964 億ドルで前年同期比 14 %増、営業利益は 313 億ドル(営業利益率 32.4 %)でした。広告とクラウド双方の伸長が増収に寄与し、利益率はおおむね前年水準を維持しています。 生成 AI 関連では「Gemini 2.5」ファミリーを投入し、開発者向けプラットフォーム利用者は約900万人規模に。月間処理トークン量はI/O 2025(5月)に発表された4,800兆個から 9,800 兆個へと倍増。検索クエリ数を押し上げる効果も報告されています。 事業別では検索・YouTube広告・サブスクが二桁成長を維持しました。クラウドは売上136億ドルと前年同期比32%増、営業利益率も20.7%へ急伸。バックログ(受注残)は前年比38%増の1,060億ドルへ積み上がり、Geminiを活用した大型案件が収益見通しを押し上げました。
アルファベットの2025年1〜3月期決算は、売上高902億ドル(前年比+12%)、営業利益306億ドル(+20%)と堅調な結果でした。各事業が健全に拡大したとスンダー・ピチャイCEOも強調し、決算発表後の時間外株価は4.8%もの上昇となっています。 主力の検索サービスは二桁%の売上成長を継続。検索結果の要約を表示する「AI Overviews」は月間利用者15億人に到達、今後も多くのアップデートを見込んでいると言います。 サブスクリプションサービスは、有料課金数が2.7億件に到達。特に牽引したのは、YouTubeやGoogle Oneでした。クラウド事業も勢いがあり、AI関連では最新モデル『Gemini 2.5』が「業界で最善」であると主張。未来に向けた打ち手もアピールしています。
Googleの親会社であるアルファベットが2月4日、2024年本決算を発表。一年間の売上高は3,500億ドル(前年比14%増)、営業利益は1,124億ドル(同33%増)で着地した。 10〜12月も検索サービスを中心にトップラインが伸長。検索売上は前年比12.5%増だが、金額ベースでは60億ドルもの増加だ。割合ベースでは依然としてクラウド事業が前年比30%増と牽引した。 スンダー・ピチャイCEOは会見で、アルファベットがAIをはじめとした先端領域をリードしていると主張。AIエージェントや動画生成、量子コンピューティングといった次なるフロンティアに注力することも強調した。
Google、YouTubeなどを傘下にもつアルファベットが10月29日、2024年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比15%増の883億ドル、営業利益は同じく34%増の285億ドルだった。 スンダー・ピチャイCEOはAI時代を勝ち抜くアルファベットの優位性を三点に集約した。強力なAIインフラ、ワールドクラスの研究組織、世界中に何十億人というユーザーを抱えていることだ。 今年はデミス・ハサビス氏らGoogle DeepMindの幹部がノーベル化学賞を受賞。ピチャイ氏は、同社がいかに優れた才能を抱え、なおかつ世の中での重要性が高いかを示しているとアピールした。
アルファベットが7月23日、2024年4〜6月期決算を発表した。 売上高は前年比14%増の847億ドル。営業利益は同じく26%増の274億ドルだった。依然として増益基調が続くが、決算発表後の時間外株価は執筆時点で2.2%の下落となっている。 サンダー・ピチャイCEOは足元の好業績について、検索とクラウドの堅調さを強調。事業の各レイヤーにAIを活用していることもアピールした。
アルファベットが4月25日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は805億ドル(前年比15%増)、営業利益は255億ドル(同46%増)だった。 スンダー・ピチャイCEOは「検索、YouTube、そしてクラウドが事業を牽引した」と表明。独自の生成AIツール『Gemini』を含め、会社全体で勢いが増していることをアピールした。 重要視するのは、AIをめぐる業界でのポジショニングだ。新たな大波を見据え、ピチャイ氏は「六つのポイント」を挙げた。研究開発とインフラにおけるリーダーシップ。検索における革新、世界的な体制、実行速度、そして最後が収益化である。