マイクロン・テクノロジーは、米国を代表するメモリ半導体メーカーです。データを記憶するDRAMと、電源を切っても情報が残るNANDフラッシュの2つを主力とし、世界で数社しかいない大手の一角。近年は、AIの計算処理に欠かせない高帯域幅メモリ(HBM)でも存在感を高めています。 スマートフォンやデータセンター、自動車など幅広い分野に製品を供給する同社が、2026年3〜5月期の決算を発表しました。AIによるメモリ需要の拡大は、すでに広く知られています。決算説明会で経営陣が語ったのは、メモリ事業の仕組みそのものが変わりつつあるという話でした。 キャンセル不可の長期契約が広がる
半導体メモリ大手のマイクロン・テクノロジー(MU)は2026年3月18日、2026年度第2四半期(2024年12月〜2025年2月)の決算を発表しました。売上高は239億ドルで前年比196%増となり、前四半期比でも75%の増収です。DRAM・NAND・HBMの各製品カテゴリおよび全事業部門で四半期売上高の過去最高を更新しました。 非GAAPベースの希薄化後EPSは12.20ドルで、前年の1.56ドルから大幅に拡大しています。粗利益率は75%と前四半期から18ポイント上昇しました。フリーキャッシュフローは69億ドルで、前四半期の実績を77%上回っています。 MUの株価・出来高チャート=Finboard サンジェイ・メロートラCEOは「当社の第3四半期の売上高ガイダンスは、2024年度までのどの通期売上高をも1四半期で上回る」と述べました。取締役会は四半期配当を30%引き上げ、1株あたり0.15ドルとすることも発表しています。