4月15日、米国4大銀行の一角であるBank of Americaが、2026年第1四半期の決算を発表しました。JPモルガン・チェースと並ぶ米国金融業界の巨人であり、米国内で約6,900万人の消費者・小規模事業者を顧客に抱える生活インフラ企業です。売上は前年比7%増、利益指標も改善し、すべての事業セグメントが成長。表面的には隙のない内容でした。 しかし、決算説明会の質疑応答では、アナリストから少し変わった角度の質問が飛びました。「AIの広がりのなかで、BofAは犠牲者になるのか、それとも受益者になるのか」。質問したのはマイク・メイヨ氏(米Wells Fargo証券)。大手銀行経営陣への鋭い追及で知られる、ウォール街で著名なアナリストです。好業績を報告したCEOに対し、彼はあえてこの問いを投げかけました。 その問いに答えるなかで、CEOのブライアン・モイニハン氏がさらりと口にした一つの比率があります。華やかなトピックではなく、流れのなかで漏れた一言でしたが、この発言にはBofAがすでに到達した地点と、同時に直面している課題の両方が含まれていました。
7月18日(現地時間)にも多くの金融機関が2023年4〜6月期決算を発表。バンク・オブ・アメリカが増益となった一方、モルガン・スタンレーは減益となるなど、業績の明暗は分かれた。 それでも結果は市場予想を上回り、これら銀行の株価は軒並み高となった。同じく決算を発表した金融サービス会社チャールズ・シュワブは一日で12%を超える急騰である。 今回の記事では、上記に挙げた三つの金融機関の決算発表をひもとき、足元で起こっている外部環境の変化についてまとめる。 バンカメ「米国経済は緩やかな成長だが健全」
バンク・オブ・アメリカ・コーポレーションは米国の大きな金融会社である。 1998年にNationsBankがBankAmericaを買収することにより現在の社名となった。2008年には投資銀行メリルリンチも買収している。