Abbott、なぜ「検査キット1つ」に210億ドル払ったのか——がん検診が抱える構造問題
Abbottが発表した2026年第1四半期決算は、売上が前年比3.7%増(為替一定ベース)、調整後EPSは1.15ドル(前年比6%増)でした。3月に完了したExact Sciencesの買収により、がん診断が新たな事業セグメントとして加わっています。
ロバート・フォードCEOは「Exact Sciencesはがん診断領域全体へのビーチヘッド(橋頭堡)だ」と述べました。単一製品の取り込みではなく、スクリーニングから治療選択、再発検知まで含むがん診断市場への本格参入と位置づけています。
新セグメントのがん診断は二桁成長で滑り出し、既存の医療機器事業もEPやリズムマネジメントが二桁の伸びを維持しています。一方で栄養事業は回復途上にあり、事業間の温度差が鮮明な四半期でもありました。