事業内容
沿革・会社概要
中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China Limited.)は、中華人民共和国北京市に本店を置く中国政府国有の商業銀行。1984年1月1日に設立され、中国四大商業銀行の一角を占める。2020年10月現在、上海証券取引所及び香港証券取引所の両取引所に上場し、総資産規模や時価総額では世界最大規模の銀行として知られる。
中国工商銀行は、世界各国で、優れた顧客基盤、多様な事業構造、強力なイノベーション能力を有している。また、中国工商銀行は、総合的な金融商品を提供し、サービスを通じた価値の創造に努めている。法人の顧客として89万社、個人の顧客として6億5,000万人にサービスを提供している。
事業内容
中国工商銀行は、「法人サービス(corporate banking)」「リテール(personal banking)」「資産運用(treasury operations)」その他関連事業を展開している。中国工商銀行では、各事業の業績を評価するために、MOVA(Management of Value Accounting:価値会計の管理)を採用している。
中国工商銀行の新3カ年計画の戦略的枠組み
中国工商銀行は、発展戦略の策定と実行を重視しており、株式会社となって以降、事業展開においてもその戦略を堅持しながら成長してきた。中国工商銀行は、変革のためのガイドラインを継続的に実施し、ビジネスモードの徹底的な変革に焦点を当て、コア競争力を向上させ、すべての事業の健全で持続可能な発展を推し進めていくことを予定している。
主軸となる発展戦略として「三大プロジェクト(与信管理基盤の再構築、不良債権の包括的処理、企業リスク管理の改善)を実施し、変革の質を向上させること」、さらには「資産、負債、収益、チャネルの四大構造調整」を実施し、新市場、新業態に対応した新しい業務体制を構築することを目指している。
また、「ITを活用したバンキング、リテールバンキング、コーポレートバンキング、メガアセットマネジメントと統合、国際化の5つの分野で革新的な変革」を実施し、金利自由化を背景とした安定的な収益成長とコア競争優位性の拡大に向けた戦略的基盤を構築していくことを。
こうした新3カ年計画は、今後の業務発展のための戦略的な指針と推進力となるものであり、この計画に沿って、変革と発展を新たなレベルへと推進していくとしている。