Adyen

Adyen(アディエン)は、オランダ・アムステルダムに本社を置くグローバル決済プラットフォーム企業。2006年、Pieter van der Does氏、Arnout Schuijff氏らによって創業された。Visa、マスターカード、JCBをはじめとする国際決済システムに加えて、2017年には中国の3大決済システム(Alipay、WeChatPay、UnionPay)への対応を完了。

Adyen

Adyen(アディエン)は、オランダ・アムステルダムに本社を置くグローバル決済プラットフォーム企業。2006年、Pieter van der Does氏、Arnout Schuijff氏らによって創業された。Visa、マスターカード、JCBをはじめとする国際決済システムに加えて、2017年には中国の3大決済システム(Alipay、WeChatPay、UnionPay)への対応を完了。

事業内容

沿革・会社概要

Adyen(アディエン)は、オランダ・アムステルダムに本社を置くグローバル・ペイメント・プラットフォーム企業。2006年、Pieter van der Does氏、Arnout Schuijff氏を含む起業家のグループによって創業された。既存の決済技術は、時代遅れのインフラ上に構築されたシステムのパッチワークで構成されていたことから、Adyenは、ビジネスの成長を支援することを目的に、今日の急速に成長するグローバルビジネスの急速に進化するニーズを満たすことができるプラットフォームを構築することに着手した。創業者であるPieter van der Does氏は、決済業界で15年以上の経験を有する指導的な専門家で、2006年にAdyenを共同設立する前はBibit社のCCOを務めている。

Adyenの創業チームは、Adyen(スリナム語で「やり直し」の意味。社名は"Start over again"を意味している)と名付け、世界中のカードネットワークとローカル決済手段に直接接続された近代的なインフラを構築し、統一されたコマースを可能にし、加盟店にショッパーデータのインサイトを提供することに焦点を当ててプラットフォームの開発を行った。

Adyenは、決済におけるゲートウェイ、リスクアセスメントおよび支払工程システムを処理する単一のプラットフォームを開発したことによって、名だたる大企業を中心に支持を拡げた。決済不正利用防止機能を備え、常に時代の最先端を行くAdyenのプラットフォームは、すべてのグローバルな決済手段と、現地でよく使用される決済手段に対応する。

Visa、マスターカード、JCBをはじめとする国際決済システムに加えて、2017年にはAdyenは中国の3大決済システム(Alipay、WeChatPay、UnionPay)への対応を完了するなど、世界中の人々が利用できる決済サービスプラットフォームに成長している。2018年、ユーロネクスト・アムステルダムへ株式上場を果たした。

事業内容

Adyen(アディエン)は、ゲートウェイ、リスク管理、処理、アクワイアリング、決済など、完全なペイメント・スタックを統合した決済プラットフォームを提供している。Adyenのプラットフォームは、加盟店が単一のシステムで支払いを受け付けることを可能にし、オンライン、モバイルデバイス、店頭での収益拡大を可能にしている。

Adyenの決済プラットフォームは、様々な業種の加盟店にサービスとして提供され、Visa、Mastercard、その他多くの決済手段に直接接続し、高い信頼性、パフォーマンス、データインサイトを提供している。遮られることのない決済体験のためのユニファイドコマース(POS、Eコマース、不正利用防止および顧客データ)を完全にサポートする唯一の決済プラットフォームを提供するのがAdyenだ。

開発者に向けては、オンライン、モバイル、インストアなどの販売チャネルでの支払いを承認するための共通のバックエンドインフラと豊富な機能を持つAPIを提供している。

ビジネスモデル

この決済処理サービスに対して、Adyenは処理手数料と決済手数料(ゲートウェイサービスとアクワイアリングサービスのそれぞれの手数料)、および企業の生活をより便利にする製品や機能に関連した小額の手数料を収益の源泉としている。すべてのトランザクションの概要を顧客が的確に把握できるよう、Adyenでは「Interchange++」(相互確認が可能な)料金設定モデルを採用している。他の料金設定モデルよりも透明性が高いことから、消費者が何に対していくら支払っているのかを、常に明確に知ることができるようになっている。


2019年12月期 Annual Report(提出日:2020年3月24日)

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