シダックス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 120億7400万 円
銘柄コード 4837(JASDAQ(スタンダード・内国株))

シダックス株式会社は東京都調布市に本店をおく企業。1959年に給食事業を主体とする富士食品工業(株)を設立。1965年給食事業だけでなく、食材流通にも着手。1970年には大阪万博の警備員用食堂、見学者向けレストランの給食業務を受託。1980年調理済み冷凍食品によるSL(シダランチ)システムの導入を、都内銀行支店の給食受託店舗で開始。1993年にはレストランカラオケ1号店をオープン。2001年株式を日本証券業協会の店頭上場銘柄として公開

沿革・会社概要

シダックス株式会社は、東京都調布市に本社をおく企業。1960年に給食事業を目的に富士食品工業株式会社(現・シダックスフードサービス株式会社)として設立された。1993年にレストランカラオケ事業を目的として株式会社シダックス・コミュニティープラーザ(現・シダックス・コミュニティー株式会社)を設立。2001年にシダックスフードサービスとシダックス・コミュニティーが共同し、株式移転による持株会社・シダックス株式会社を設立した。2004年にジャスダック証券取引所に株式を上場。2010年に大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。2013年に東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

事業内容

シダックスは、企業などの食堂運営を委託する「コントラクトフードサービス事業」、医療施設向け給食「メディカルフードサービス事業」、施設管理も含めた「トータルアウトソーシング事業」、その他「コンビニエンス中食事業」「エスロジック事業」、その他物販などの事業を展開している。

シダックスグループはシダックス株式会社と子会社26社、及び関連会社8社で構成される。

コントラクトフードサービス事業

企業、官公庁、寮、大学等の食堂の給食及び管理業務の受託運営を行っている。

メディカルフードサービス事業

病院入院患者を対象とした給食及び高齢者福祉施設等の給食の受託運営を行っている。

トータルアウトソーシング事業

民間企業や地方自治体への車両運行管理、施設管理・運営及び主に小中学校向けの給食業務など、食を含めた業務のアウトソーシング受託を行っている。

コンビニエンス中食事業

病院、企業、官公庁、大学及びオフィスビル等において、食料品、飲料、日用品及び医療衛生用品等を販売する施設内売店の受託運営を行っている。

エスロジック事業

事業所給食事業、外食産業に利用する食材、消耗品をグループ企業及び得意先等へ販売を行う他、厨房設備の設計、販売を行っている。

その他

レストラン、観光施設内物販飲食業、スポーツ施設附帯宿泊業、顧客情報の管理業務、障害者雇用の特例子会社、カルチャースクールとフィットネスジムの運営、リゾート施設の運営等を行っている。

経営方針

シダックスグループは、グループの根源的価値観である「はぐくむ、大切なことのすべて」を企業理念に掲げている。そして事業活動を通じて健全・健康な社会を実現し、様々な社会問題を解決する「ソーシャル・ウェルネス・カンパニー」を目指して、強みであるトータルアウトソーシングによるソリューション提供を推進している。

経営指標

持株会社のシダックスではグループ全体の経営戦略を策定し、資産効率と収益性の向上を追求している。そのために「総資産経常利益率」の向上、及び財務安定性、企業としての健全性、資金調達手段の多様化などを踏まえた「自己資本利益率」の向上を経営目標に掲げている。

経営戦略・経営環境

消費者の低価格・節約志向の継続、人手不足とこれに伴う労務コストの上昇、業種・業態の垣根を越えた競争の激化から、引き続き厳しい経営環境が続くと予想される。

このような中シダックスグループでは、水平垂直統合型グループ構造を一層強化するとともに、総合力を活かした高品質・高付加価値なサービスを提供し、安定収益を確保できる経営基盤強化を進めている。

また、中期経営戦略として「ソーシャル・ウェルネス・カンパニー」の構築を目指し、事業ポートフォリオを「フードサービス事業」「トータルアウトソーシング事業」の両輪重視にシフトしている。その上でフィットネス・エステ&リラクゼーション・観光、カルチャーの各種サービスを複合したトータルアウトサービスと、時代の要請に合った社会サービスを展開していく方針である。

対処すべき課題

シダックスグループは、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題として、各事業別に以下のような取り組みを行っている。

コントラクトフードサービス事業

地産地消へのこだわりや健康志向など顧客ニーズが多様化し、個別対応も要求される傾向にある。これらを的確に捉えて食事を提供できるようセグメントを細分化し、それぞれに見合う運営・管理手法の確立と適正な人員配置を行うため、職責・職務に応じた階層的な教育体系の整備に取り組んでいる。

メディカルフードサービス事業

個食対応の要求、病院施設の経営環境から来る低価格ニーズ、病院施設の統廃合などにより、効率的な運営・人財の確保と教育が必要となっている。そのため、一元物流の推進、材料・労務費の徹底管理により、店舗ベースでの粗利益の確保・管理強化を図っている。また、統廃合された大規模施設の運営獲得を見据え、定期的な人財採用と確保を図るとともに、教育指導体制の整備によるスキルの平準化と向上にも取り組んでいる。

トータルアウトソーシング事業

事故防止・社員教育を徹底し、高付加価値なサービスの提供により解約防止を図っている。また、グループ内での情報共有化、ノウハウの共有と協力体制の構築を積極的に推進している。さらに、新型コロナウイルス感染症拡大の影響によって訪日観光客が減少している中、社内の別契約での勤務等、適正な人員配置を行い影響の極小化を図っている。

エスロジックス事業

「安心・安全」な食材へのニーズの高まりを受け、一元物流業者の絞り込みと商品統一化を行い、仕入業者の管理基準強化に取り組んでいる。また、国際相場の見通しを踏まえた価格政策の推進をはじめ、トレーサビリティの確立や食品情報のデータベース管理等によって安全管理基準を高めつつ、さらなるスケールメリットの追求を図っている。


2020年3月期 有価証券報告書(提出日:2020年6月25日)