MongoDB, Inc. 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 137億5249万9215 ドル
銘柄コード MDB(NASDAQ)

企業概要

MongoDB, Inc.は、NoSQLの中でも特に広く普及しているデータベース・システムのプラットフォームを提供している会社である。NoSQLは、従来のデータベース(Relational DB)よりも柔軟にデータを取り扱うことができ、大量のデータでも容易に処理することができるという特徴を持っている。そのため、画像・音声データやビッグデータ管理などにその強みを発揮することができることから、情報量が増加し続ける現代においてMongoDB, Inc.が提供しているデータベースシステムのプラットフォームはそのニーズを拡大している。このプラットフォームを活用すれば、開発者は幅広いユースケースに対応したウェブサイトやアプリケーションを迅速かつ費用対効果の高い方法で開発することが可能となる。

MongoDB, Inc.は、もともと2007年に10genという会社名で設立された会社である。ニューヨーク市を拠点として活動をスタートした10gen社は、元DoubleClickの創業者兼CTOであるドワイト・メリマンと元DoubleClickのCEOでありGilt Groupeの創業者であるケビン・P・ライアンと、元DoubleClickのエンジニアでありShopWikiの創業者兼CTOであるエリオット・ホロウィッツによって設立され、Flybridge Capital Partners、In-Q-Tel、Intel Capital、New Enterprise Associates (NEA)、Red Hat、Sequoia Capital、Union Square Venturesから8,100万ドルという多額のベンチャーキャピタルの資金調達を受けるなど、創業時から注目を集めていた。

社名ともなっているMongoという名前は、英語で「ばかでかい」を意味する "humongous" に由来している。

製品・サービスの特徴

MongoDB, Inc.の主要な製品(プラットフォーム)であるMongoDBは、2009年に最初のバージョンのプラットフォームが公開されたもので、2020年9月現在、LinuxやWindows、macOSなど主要な環境の多くで動作可能なものとなっている。

MongoDB, Inc.の創業者たちは、プラットフォームの従来の形式であるレガシーデータベースを使用した作業に苛立ちを感じ、これを解決するために、MongoDBは構築された。MongoDBを利用すれば、リレーショナルデータベースの最良の側面を維持しつつ、開発者はリレーショナルデータベース上では構築できなかった新しい最新のアプリケーションを構築できる。

また、様々なプログラミング言語から、プラットフォームを利用することができるようドライバが提供されており、標準機能として、C言語やC++、C#、Java、JavaScript、Python、Ruby、Perl、PHPなど多くの言語を利用することができる。MongoDBは、開発された当初、オープンソースのデータベースとして人気を獲得し、その後にエンタープライズ向けにサポート付きのMongoDBがリリースされ、2016年にはクラウド版のMongoDB Atlasがリリースされている。

実際、MongoDB, Inc.が提供するサービスが普及するにつれ、米アマゾンドットコム(Amazon.com)社でも、クラウドサービスのAmazon Web Services(AWS)の一部としてMongoDB互換データベースシステムである「Amazon DocumentDB」が提供されるなど、MongoDB, Inc.が提供するMongoDBは非常に人気を博しており、大手Webサイトでも採用されるプラットフォームとなっている。

日本においても、MongoDB, Inc.が提供するMongoDBは人気を博しておりウェブサイト、ソーシャルゲーム、大容量データ解析の分野において導入や利用が進んでいる。

人気のあるデータベースをランキング形式で公表している「DB-Engines」によれば、2018年2月の時点においてOracle Database・MySQL・Microsoft SQL Server・PostgreSQL等の歴史あるプロダクトに続いて、MongoDBが第5位を獲得しており、2000年代後半から多数作られてきたNoSQLデータベースの中で頭一つ抜けた市場シェアを誇るデータベースプラットフォームとなっている。