決済

カードブランド・決済代行・後払いなど、お金の流れを担う企業のリストです。

Nu、初の四半期純利益10億ドル超えで株価急騰。自社製AIは「フロンティア級」設計

Nu、初の四半期純利益10億ドル超えで株価急騰。自社製AIは「フロンティア級」設計

ブラジル発のデジタル銀行Nu Holdingsは、支店を持たないテクノロジー主導の銀行として2013年に創業しました。現在はブラジル、メキシコ、コロンビアの3カ国で事業を展開し、顧客数は1.39億人に達しています。 同社が発表した2026年4〜6月期決算は、総収益が前年比39%増の59億ドル、純利益が同49%増の11億ドルでした。四半期純利益が10億ドルを超えたのは創業以来初めて。デビッド・ベレスCEOは「13年前の仮説が想定通りに実現し続けている」と述べ、足元の動きについて決算で語っています。 自社製の金融基盤モデル「NuFormer」

10人のチームを「2〜4人」に。Visa決算にみる、AIが変え始めた大企業のかたち

10人のチームを「2〜4人」に。Visa決算にみる、AIが変え始めた大企業のかたち

Visaは2026年7月28日、2026年4〜6月期の決算を発表しました。売上高は前年比14%増の116億ドル、EPSは同11%増の3.32ドルで、いずれも市場予想を上回りました。四半期の決済取扱高は恒常為替ベースで前年比10%増となり、Visa史上初めて4兆ドルを突破しています。 好調の一因として経営陣が言及したのがFIFAワールドカップです。クリストファー・スーCFOは、6月11日の開幕から6月30日までの影響に言及。米国の開催都市では試合日の対面取引が最大20%増加し、ボストンでは交通機関のタッチ決済が50%以上伸びたといいます。カンザスシティに至っては、試合日の越境対面取引が前年比1000%増を記録しました。 インバウンド消費への波及も明確です。開催都市への越境対面支出は6月11日から30日にかけて前年比25%近く増加し、牽引したのはノルウェー、ウルグアイ、エクアドルからのファンでした。開催国は米国だけではありません。メキシコとカナダのインバウンド越境対面取引も、対戦国からのファンによってそれぞれ70%超、35%増加しています。

決済は成熟するも金融サービスが成長!オンライン決済の老舗PayPal最新決算

決済は成熟するも金融サービスが成長!オンライン決済の老舗PayPal最新決算

米PayPalは、オンライン決済の草分けとして知られる決済プラットフォーム大手です。EC決済画面に表示される「PayPalボタン」を祖業とし、若年層向け送金アプリのVenmo、企業向け決済処理基盤のBraintreeを傘下に持ちます。 月間アクティブアカウントは2.28億にのぼり、200近い国と地域で消費者と加盟店をつなぐ「両面ネットワーク」を築いてきました。足元では、新たにCEOに就任したエンリケ・ロレス氏のもとで多年度の事業変革を進めています。 同社が2026年7月28日に発表した2026年4〜6月期決算は、売上高が前年比5%増、決済総額(TPV)が為替中立ベースで9%増の4860億ドルでした。非GAAPベースの1株利益は1.38ドルと前年比1%減ながら会社側のガイダンスを上回り、2026年通期のトランザクションマージン(TM)と1株利益の見通しを引き上げています。

「まだプレシーズン」アメックス決算が映す、AIコマースと若者プレミアム消費のいま

「まだプレシーズン」アメックス決算が映す、AIコマースと若者プレミアム消費のいま

米アメリカン・エキスプレスと言えば大手クレジットカードブランドの一角。会員向けに旅行などの各種特典を提供し、加盟店、カード会員の両方と直接つながる「閉じたループ」構造を強みとしています。 カード発行に加え、加盟店獲得や決済ネットワークも自社で運営し、世界各国で消費者・法人向けの事業を展開。2017年に約300億ドルだった売上高は、今期約800億ドル規模に達する見通しです。 そんなアメックスが7月24日、2026年4〜6月期決算を発表。売上高は前年比10%増、EPSは4.53ドルでした。為替調整後の決済額は9.4%増と、直近3年で最も高い伸びを記録しています。2026年の売上高成長率見通しを10%に引き上げる一方、EPS見通しは17.3〜17.9ドルに据え置きました。

顧客1億3500万人を抱えるデジタル銀行「Nu」株価軟調も強気の展望を描く

顧客1億3500万人を抱えるデジタル銀行「Nu」株価軟調も強気の展望を描く

中南米のデジタル銀行Nu Holdings(NYSE:NU)の2026年1〜3月期決算は、四半期売上高が初めて50億ドルを突破しました。純利益は8.71億ドル(前年比41%増)。ブラジル、メキシコ、コロンビアで合計1億3500万人を超える顧客基盤を有しています。 経営陣が強く語ったのは、その先の事業戦略についてでした。Nuは「成長する顧客基盤×ARPAC拡大×低コストプラットフォーム」という収益創出の公式を10年以上機能させてきました。デビッド・ベレスCEOとギリェルメ・ラゴCFOの説明は、その土台が再定義されつつあることを示すものでした。 決算発表前から、市場では資産の質をめぐる懸念がくすぶっていました。信用損失引当金は前期比33%増。リスク調整後の純金利マージンは100bp低下と、悪化を示す指標が並びます。ラゴCFOは「資産の質が悪化したわけではなく、季節性、成長、商品ミックスによる」と分解しました。

「日本はまだ支出の半分が現金」──VisaがPayPay4,000万人に狙いを定めた本当の理由

「日本はまだ支出の半分が現金」──VisaがPayPay4,000万人に狙いを定めた本当の理由

世界の決済を支えるカード大手Visaが2026年4月28日に発表した2026会計年度第2四半期決算は、売上17%増・1株当たり利益(EPS)20%増という、2022年以来の高い成長率を記録しました。決算電話会議では、米国から新興国まで主要市場の動向が次々と語られていきます。その中でライアン・マッキナニーCEOが、現金比率という具体的な数字を挙げて踏み込んだのが、日本市場でした。 マッキナニー氏が口にしたのは、「日本は支出の約50%が依然として現金で行われている国」という一言でした。Visaにとって日本は、デジタル決済に置き換えられていく余地の大きい市場と映っていることがうかがえます。そのVisaが日本市場のパートナーに選んだのが、月間4,000万人が利用するモバイル決済アプリ「PayPay」でした。 ただし、この決算で語られたのはPayPay提携だけではありません。英国ではTikTokがクリエイター向けデビットカードを発行し、AIエージェントが自律的に取引する世界でVisaは何で勝つのかをCEOが語り、ステーブルコインを使った銀行間清算は年間70億ドル規模に達したなど、「カード会社」という従来のラベルでは捉えきれない動きが、複数の戦線で同時並行に進んでいます。

アメックス、プラチナ値上げ後も消費6ポイント加速——離れたのは"通説"のほうだった

アメックス、プラチナ値上げ後も消費6ポイント加速——離れたのは"通説"のほうだった

アメックス(AXP)が4月23日に発表した2026年第1四半期決算は、売上高が前年比11%増(為替調整後10%増)、GAAPベースのEPSは4.28ドル(前年比18%増)と好調な着地となりました。カード会員消費は前年比10%増と過去3年で最も高い伸び率を記録し、マクロ環境の不安定さが語られる中での記録更新となっています。 株価・出来高チャート スティーブン・スクエリCEOは「プレミアム商品に対する強い需要とエンゲージメントが顧客層全体で続いている」と述べ、米コンシューマー・プラチナでは値上げ後もリテンション率を高水準で維持しながら消費成長が加速していると説明しました。 世界全体で新規カード獲得の7割超が年会費ありのプロダクトを選択し、国際部門(ICS)は為替調整後で前年比13%増と20四半期連続の2桁成長を維持しました。一方で足元の航空消費は中東情勢の影響で一時軟化するなど、マクロ環境の揺らぎも併存しています。

過去最高益でも株価急落。中南米のフィンテック企業Nu、2026年は「投資の一年」へ

過去最高益でも株価急落。中南米のフィンテック企業Nu、2026年は「投資の一年」へ

中南米のフィンテック企業Nu(Nu Holdings)が2月25日、2025年本決算を発表しました。Q4の売上高は49億ドルと前年比45%増、純利益は8.95億ドルに拡大。通期売上高は163億ドル(同45%増)、純利益29億ドル(同51%増)と力強い成長を見せています。 創業者でCEOのダビド・ベレス氏は「2025年は素晴らしい年だった。Q4は当社のビジネスモデルの強さを如実に示した」と総括。顧客ロイヤルティからエンゲージメント、収益性に至るまで、主要指標のほぼすべてが改善方向に動いたと述べています。 同時にNuは、2026年を「転換の年」と位置づけています。目標に掲げるのは、中南米のリーダーから国際的なデジタル銀行プラットフォームへの進化。米国での国法銀行免許の条件付き承認を取得するなど、これまで以上の野心的な打ち手に着手しました。

Coinbase、暗号資産の”冬”に備える多角化戦略「Everything Exchange」構想とは

Coinbase、暗号資産の”冬”に備える多角化戦略「Everything Exchange」構想とは

米コインベースは2025年第4四半期、暗号資産市場の低迷下でも全世界取引量が前年比2倍に拡大、過去最高を記録しました。ブライアン・アームストロングCEOは「取引資産の多角化で収益基盤は一層強固になった」と総括しています。 同社が推進する「Everything Exchange」構想が、第4四半期に本格始動しました。暗号資産に加え、株式・予測市場・金銀などの商品先物取引を開始し、1万銘柄近い株式の取扱いも実現。CEOは複数の資産クラスを横断的に取引する顧客が増えていると説明しました。 取引対象の拡大と並行して、ステーブルコイン決済事業に注力しています。第4四半期にCoinbase製品内のUSDC(米ドル連動型ステーブルコイン)保有額が過去最高を更新。決済分野への展開として、AIエージェント(自律型AIシステム)向けにステーブルコインウォレットのツールを提供。「AIエージェントのデフォルト決済手段になる」との展望を掲げています。

中南米のデジタル銀行「Nu」が最高益、独自AIモデルを公表。メキシコ事業も急成長

中南米のデジタル銀行「Nu」が最高益、独自AIモデルを公表。メキシコ事業も急成長

中南米最大のデジタルバンクであるNu Holdingsが11月13日、2025年7〜9月期決算を発表しました。売上高は42億ドル(前年比42%増)に加速し、純利益は7.8億ドル(同41%増)へと拡大。いずれも過去最高を更新しています。 総顧客数は1.27億人に達し、中核となるブラジル事業は成人人口の60%超にサービスを提供。成長ドライバーであるメキシコ事業の躍進も続いており、こちらは成人人口の14%が利用。製品ラインナップが限定的にも関わらず顧客単価が拡大し、ブラジルの水準に迫っています。 グループ全体を率いるのは、VC出身のダビド・ベレズCEO。今後に向けて「AIファースト」のビジョンを公表し、独自のAIモデル「nuFormer」の存在も明かしました。このモデルは既に、ブラジルのクレジットカード与信管理の改善に活用しているとのこと。今回は、そんな同社の近況について紹介します。

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