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ウォーレン・バフェットの経歴

  • 少年時代
  • 恩師ベンジャミン・グレアムとの出会い
  • 投資パートナーシップを設立
  • 相棒チャーリー・マンガーとの出会い
  • バークシャー・ハサウェイの会長に
  • ワシントン・ポストへの投資
  • ブラックマンデーとソロモンブラザーズ
  • 資産を財団に寄付することを発表
  • 参考資料

バークシャー・ハサウェイの会長ウォーレン・バフェットは「投資の神様」とも呼ばれるほど資本市場にその身を捧げた人で、その生涯も特徴的だ。今回はその人生を時系列順にピックアップしてみたい。

少年時代

バフェットは1930年8月30日、米国のオマハに生まれた。1929年の世界恐慌から約10ヶ月後だった。

少年時代のエピソードには、ストップウォッチで正確に時間を計ることに熱中した、切手や王冠の収集にハマる、『世界年鑑』にハマり世界中の都市の人口を暗記、など情報に対する強い興味を示唆するものが多い。

10歳の頃には父に連れられ、ゴールドマンサックスのシニアパートナーだったシドニー・ワインバーグに会うなど、金融に興味を持つにはうってつけの環境だったようだ。

11歳の時、図書館で『1000ドル儲ける1000の方法』を見つけ、読みふける。複利効果について知り、35歳までにミリオネアになることを宣言。

12歳で姉とともに初めて株を購入。父ハワードが下院議員になり、ワシントンDCに引っ越す。

13歳のときにはワシントン・ポストとタイムズ・ヘラルドの新聞配達を始めた。その後、思春期にはゴルフクラブなどを万引きするなど素行の悪い時期もあったようだ。

しかし、その中でも「現金の収集」を続け、15歳になる頃には2000ドル以上を貯め、農地40エーカーを購入。小作人を雇って農業もやったようだ。

17歳には友人と古いピンボールマシンを25ドルで買い、理髪店に置くというビジネスを開始。町中の理髪店に7、8台置くまでに拡大したほか、貯金も5000ドルに達する(現在だと500万円程度に相当)。

恩師ベンジャミン・グレアムとの出会い

高校を卒業すると、バフェットはペンシルバニア大ウォートン校に進学。しかし、父の下院議員の任期終了を口実に中退し、地元のネブラスカ大学に入学。その後、コロンビア大で『賢明なる投資家』の著者ベンジャミン・グレアムが教えている事を知り、大学院に入学。

余談だがバフェットはコロンビア大学の図書館にこもって、古い新聞を1929年からずっと目を通したそうだ。

卒業する時、グレアムのグレアム・ニューマン社で働きたいと頼み込むが、ユダヤ人でないという理由で(当時はユダヤ人の差別があり、大手投資銀行はユダヤ人を雇わなかったため、グレアムはあえてユダヤ人だけを採用していた)断られる。父ハワードの会社で株式ブローカーを経て、オマハ大学の夜間コースを教えることに。

24歳(1954年)の時、ベンジャミン・グレアムから誘いを受け、ようやく彼の会社で働けることに。しかし2年後、グレアムが引退。バフェットは会社のゼネラル・パートナーにならないかと言われるが、グレアムのいない会社で働いてもしょうがないと思い辞退した。

投資パートナーシップを設立

手元におよそ17万4000ドルのお金があったので、引退しようと思いオマハの一軒家を月175ドルで借り、身内を中心に資金を預かっての投資パートナーシップ「バフェット・アソシエーツ」を作った。

その後、他人からも運用を頼まれるようになりファンドは増え、やがて自己資産を含めて総額で50万ドル以上を運用。

相棒チャーリー・マンガーとの出会い

1959年、29歳の時、友人に連れられてチャーリー・マンガーと食事し、すぐに意気投合。毎日のように電話をかけあうようになる。

1962年、バフェットの預かり資産が400万ドル近くなり、11のパートナーシップと100人を超える出資者が集まったが、一人では手に負えなくなったのですべてのパートナーシップを解散し、「バフェット・パートナーシップ」という1社にまとめた。この頃から、のちに所有するバークシャー・ハサウェイの株を買い始める。

1964年にはアメリカン・エクスプレスが海水のつまった樽を大豆油として売ったスキャンダルにより株価が急落する中、株を買い続け、300万ドルを投じた。のちに莫大なリターンを生み出す。

バークシャー・ハサウェイの会長に

1965年、バークシャー・ハサウェイの取締役会において、取締役会長に選ばれた。バフェット・パートナーシップの資産は3700万ドルに達していた。

1966年、ダウ平均が神話と見なされていた大台の1000ドルを一瞬超え、バフェットが信条としていた割安な株がほとんど見つからなくなり、バフェットはこれ以上パートナーシップの出資者を増やさないことに決める。

一方、バークシャー・ハサウェイの既存事業であった繊維事業の状況は厳しく、バフェットは保険会社のナショナル・インデムニティを買収することで、資本不足を解消しようとした。

1970年、バフェットは40歳になった。パートナーへの手紙の中で「私は今の相場には合ってないし、自分には理解できないゲームをプレイしようとして、これまでの立派な成績を損ねたくはありません。英雄としてやめたいのです」と述べ、バフェット・パートナーシップを解散。以降はバークシャーの経営に専念することとなる。


ワシントン・ポストへの投資

バフェットはメディアの持つ影響力に興味を持ち、新聞社を丸ごと買うためにいろいろな会社に投資したが、どれも失敗に終わっていた。そんな中、ワシントン・ポストの株を買い集めていく。

1974年、ワシントン・ポストのキャサリンとの信頼関係を強め、正式に同社の取締役になる。

1985年にはバークシャーの繊維事業には限界が訪れ、バフェットは工員を給料2ヶ月分の契約解除金とともに解雇し、設備を競売にかけた。


ブラックマンデーとソロモンブラザーズ

1987年10月19日月曜日、ダウ平均が508ドルという記録的な値下がりをした。バフェットの姉のドリスが破産。ソロモン・ブラザーズは7500万ドルの損失を被った。

1991年、ソロモンの国債部門の責任者ポール・モウザーが、90年から2年にわたり数度、財務省の入札ルール違反を犯していたことが明らかになる。ソロモン株は暴落し、グッドフレンドの辞任とバフェットが暫定的な会長に就任。


これも余談だが、そんな中、キャサリン・グラハムがバフェットをビル・ゲイツに引き合わせる。二人は会うのを面倒臭がっていたが、実際に会うと一日中話していた。


資産を財団に寄付することを発表

それまで、バフェットが非営利組織などに寄付を行うことはほとんどなかったが、2006年に所有するバークシャー・ハサウェイ株の85%(時価370億ドル相当)を時間をかけて多数の財団に寄付することを発表した(うち6分の5はビル・ゲイツの財団に贈られた)。

参考資料

文庫・スノーボール ウォーレン・バフェット伝

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バークシャー・ハサウェイ
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