サイボウズ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 1754億2000万 円
銘柄コード 4776(市場第一部(内国株))

サイボウズ株式会社は東京日本橋などにオフィスをおく企業。1997年高須賀氏(当時30歳)と畑・青野両氏(当時26歳)により高須賀氏の出身地である愛媛県松山市で創業。事務所は2DKのマンション(畑氏の住まい)であった。同年「サイボウズ Office 1」 を発売。1998年「サイボウズ Office 2」 、1999年「サイボウズ Office 3」を発売し2000年東証マザーズに上場。現在もコラボレーションツール事業としてクラウドサービスを中心に展開。

事業の内容

サイボウズグループは、サイボウズ株式会社、子会社5社及び関連会社2社により構成されている。主な業務は、グループウェアの開発とライセンス販売、SaaS・クラウド型グループウェア・ネットサービスの提供、及び高付加価値SIの提供である。

連結子会社は、ソフトウェア技術の研究開発を行うサイボウズ・ラボ株式会社、ソフトウェアの開発・販売を行う才望子信息技術(上海)有限公司、ソフトウェアの開発を行うCybozu Vietnam Co., Ltd.、Kintone Corporation、KINTONE AUSTRALIA PTY LTD、持分法適用関連会社が1社となっている。

経営方針

サイボウズグループは、「チームワークあふれる社会を創る」という企業理念のもと、情報共有の基盤となるソフトウェアを提供することを主な事業領域としている。また、あわせて組織やチームの制度や風土を生み出すためのメソッドをセミナーや研修等として提供している。

サイボウズ株式会社のクラウド基盤「cybozu.com」上で提供するクラウドサービスの売上が堅調に増加している中、将来の収益力を一層高めるため、引き続き、クラウドサービス成長のための投資やグローバル体制強化に努めて行く方針である。

対処すべき課題

サイボウズ株式会社は、対処すべき課題として5つを挙げている。

1つ目が「グローバル展開」である。2019年度までに重点的に注力してきた米国市場や中国、東南アジア、オーストラリア、台湾などに加え、世界各地にエコシステムを広げるため、グローバルに横展開できるモデルを作りながら、現地パートナーの開拓や拠点開拓を進める。

2つ目が「新規顧客の獲得およびカスタマーサクセスへの注力」である。「cybozu.com」の安定運用を継続して信頼度をさらに高めるとともに、未導入層・地方向けプロモーション強化に努め、新規顧客の開拓を推進していく。また、大企業への導入拡大に向けて基本機能や連携サービスを強化し、大企業の個別ニーズにも対応できるよう、製品やサービスの適合性をさらに高めていくとしている。さらに、2018年4月より提供を開始した特定非営利活動法人(NPO法人)及び特定の条件を満たす任意団体向けの「チーム応援ライセンス」の認知度向上に努め、法人以外の様々なチームへの導入拡大を目指す。加えて、今後は弊社サービスをご利用いただいているカスタマーの満足度向上に向け、様々なサポートをより強化していく方針である。

3つ目が「メソッド事業の拡大」である。働き方改革に対する社会的関心は引き続き高く、当社グループのビジョンや事業活動にも多くの共感が集まっている。2017年に設立したチームワーク総研で提供するセミナーや研修メニューを通じ、日本のさらなるチームワーク向上に貢献していくとしている。

4つ目が「組織・体制の強化」である。グローバル規模で事業拡大していくにあたり、国外拠点における事業ノウハウを既存の各本部に効率よく吸収し、社内外の連携を一層推進していくため、2020年1月より「組織戦略室」「事業戦略室」を新設している。

5つ目が「クラウドサービス事業者として信頼される内部統制体制の整備」である。クラウドサービス事業を推進するにあたり、情報セキュリティを含む内部統制体制への信頼性確保の重要性が高まっている。

そのような中で、サイボウズグループは、海外拠点を含め、「公明正大」の考え方のもと、統制の仕組み化(ルール化、見える化、効率化)をより一層強化し、引き続き株主、ユーザー、パートナー、その他ステークホルダーの皆様からの信頼を確保すべく、内部統制体制の整備に注力していく方針である。