D2Cからカジノまで！9-10月の米国IPOで気になった8社を一気にチェック

アメリカではクリスマス休暇ムードが漂う季節となってきました。

今回は2018年9月から10月にかけて、米国でIPOを行った企業のうち、気になった8社について一気にまとめていきます。

9月から10月にかけて米国でIPOを実施した企業は全部で54社(9月: 25社、10月: 29社)あります。

なお

・LAIX

・SurveyMonkey

・EVENTBRITE

・QUTOUTIAO

・NIO

・STONE

・NIU

・UPWORK

以上の企業に関しては既に取り上げているため、ぜひ過去記事をご参照ください。

AIによる自動修正機能を搭載したキーボートアプリを配信する「CooTek」(時価総額:5.3億ドル)

「CooTek」(ティッカーシンボル: CTK)はスマートフォン向けのアプリケーションを開発・配信する企業です。

AI機能を搭載したキーボードのアプリケーション「TouchPal　Keyborad」の開発・配信も行っています。

AIがユーザーの入力パターンを分析し、誤字を入力しても自動で修正してくれます。

また、会話の文脈を理解し、レストランの情報から天気予報まで様々な情報入力の補助を行ってくれます。

17/12期の売上は3,733万ドル、営業利益はマイナス2,397 万ドルとなっています。

16/12期から17/12期にかけて、売上が3.4倍になっています。

主力アプリケーションのひとつである「TouchPal Keyboard」のDAU(1日1回以上使用するユーザー数)は1年で1.7倍まで増加しています。

中国でヘルスケアプラットフォームを展開する「111, Inc」(時価総額:5.3億ドル)

「111, Inc」(ティッカーシンボル:YI)は、オンライン(B2C)とオフライン(B2B)を融合したヘルスケアプラットフォームを展開する中国企業です。  

オンライン(B2C)では製薬会社から仕入れた薬を消費者に直接販売するECサイト「1 Clinic」を運営。

オフライン(B2B)では薬局への卸売を行っています。  

オンライン・オフラインの両方の販売データをクラウド上で管理し、分析。  

これにより、効率的な薬のサプライチェーンを構築しています。

17/12期の売上は9.6億元(1.5億ドル)、営業利益はマイナス2.5億元(マイナス0.4億ドル)となっています。

上半期までの売上は既に7.3億元(1.1億ドル)まで到達しており、昨年を上回る勢いです。

昨年、2017年の薬の小売市場規模は4,098億元(594億ドル)。

これが2022年には倍以上の8,323億元(1,207億ドル)まで拡大する予想です。

薬のEC市場規模も2017年の291億元(42億ドル)から2022年には10倍以上の3,235億元(469億ドル)まで拡大する予想です。

ブラジルの教育サービス「Arco Platform」(時価総額:10.8億ドル)

「Arco Platform」(ティッカーシンボル: ARCE)はブラジルで教育サービスを展開している企業です。