小売

総合スーパー・ホームセンター・専門店チェーンなど、米国の小売企業のリストです。

利益の3分の1は「小売以外」米国最大の小売企業、ウォルマートの変貌

利益の3分の1は「小売以外」米国最大の小売企業、ウォルマートの変貌

ウォルマートといえば、米国最大の小売企業。2026年2〜4月期は、家計に圧力がかかるなかでも強い数字を残しました。為替変動を除いた売上高は前年比6%近く伸び、自社の見通しの上限を上回りました。連結の売上高は前年から約100億ドル増え、米国の既存店売上高も4.1%伸びて、市場シェアを広げています。 ジョン・ファーナーCEOは、世界のどこにいても顧客は驚くほど似ていると語ります。求めているのは、お金に見合う価値、幅広い品ぞろえ、そして良い買い物体験。そのうえで同CEOは、変化のペースが加速していると述べました。築いてきたビジネスモデルの果実を、より速く取りに行く局面に入ったという認識です。 これだけの規模に達したウォルマートは、一体どんな会社に変わろうとしているのでしょうか。同社は価格や従業員の待遇に投資を続けながら、株主への長期的な価値の提供も両立させようとしています。利益の生み出し方そのものが、静かに組み替えられつつあります。

需要回復を待たず攻勢をかける「ホームデポ」買収も駆使して市場機会を広げる

需要回復を待たず攻勢をかける「ホームデポ」買収も駆使して市場機会を広げる

米国の住宅市場は、高金利が続くなかで停滞局面が長期化しています。30年固定住宅ローン金利は依然として高水準にあり、既存住宅の売買も低い水準のまま推移。住み替えが鈍れば、それに付随するリフォームや住宅設備への支出も後ろ倒しになりやすい構造です。 そんな中、米国最大の住宅リフォーム小売業者であるホームデポが2026年2〜4月期決算を発表しました。同社は全米に広がる店舗網を通じて、個人のDIY客から大型のリフォーム業者・ビルダーまでを顧客としています。 コロナ禍では住宅リフォーム需要が急増しましたが、その後は軟化しました。高金利と住宅売買の低迷が続けば、大型のリフォーム案件はどうしても手控えられやすくなります。一方で、米国の中核的な家計の体力は数値上それほど崩れていない。消費の「冷え込み」と「踏みとどまり」が同居する局面が続いてきました。

ペット用品EC最大手Chewyが売上過去最高。AI活用で年5000万ドルのコスト削減も視野

ペット用品EC最大手Chewyが売上過去最高。AI活用で年5000万ドルのコスト削減も視野

ペット用品のEC最大手Chewy(チューイー)が、2025年度(2025年2月期)通期および第4四半期の決算を発表しました。通期売上高は126億ドルを超え、前年比8.3%の成長を達成。フリーキャッシュフローも5.6億ドルと過去最高を記録しました。 同社はAutoship(定期購入)の売上比率が83%を超える独自のリカーリングモデルを武器に、安定した業績拡大を続けています。CEOのスミット・シン氏は決算説明会で「2026年度はマクロ環境の回復に依存せず、利益率を拡大できる」と自信を示しました。 過去5年のCHWY株価・出来高=Finboard 新たにCFOに就任したクリス・デッペ氏のもと、2026年度は売上高136億〜137.5億ドル(前年比8〜9%成長)、調整後EBITDAマージン6.6〜6.8%という強気のガイダンスも提示されています。

ウォルマート、AI活用で収益構造が変化―広告・会員収入が営業利益の3割に到達

ウォルマート、AI活用で収益構造が変化―広告・会員収入が営業利益の3割に到達

ウォルマートは2026年度第4四半期に調整後営業利益を10.5%増加させ、売上高の伸び率の2倍以上となりました。ジョン・ファーナーCEOは「すべての事業セグメントで売上高を上回る速度で利益が成長している」と総括し、広告・会員収入を軸とした収益構造の変化を示しました。 利益成長を支えているのが、AI購買支援「Sparky」を活用したeコマースの急拡大です。ファーナー氏は「Sparkyは顧客の意図を理解し、解決策を生成して迅速に配送する能力を高めている」と、AIが実店舗網と連携する独自の強みを強調しました。 広告事業は全世界で46%増の64億ドル規模に成長。ジョン・レイニーCFOは「広告収入と会員費の合計が第4四半期の営業利益の約3分の1を占めた」と述べ、施策の効果をアピールしました。在庫管理面でも、自動化投資とマーケットプレイス拡充の効果が出ています。

米国の美容小売をリードするアルタビューティ、成長鈍化が懸念。2025年以降の打開策とは?

米国の美容小売をリードするアルタビューティ、成長鈍化が懸念。2025年以降の打開策とは?

米国最大手の化粧品小売チェーンであるアルタビューティは、2024年に初めて市場シェアを落とす局面に直面し、成長鈍化への対応を迫られている。株価も2024年3月に過去最高値を付けた後下落に転じ、直近ではピークから3割以上低い水準で推移している。 こうした状況下で2025年に向けた新戦略「Ulta Beauty Unleashed」が打ち出され、新CEOのケイシア・スティールマン氏(Kecia Steelman)の下、収益性改善と持続的成長に向けた舵取りが注目されている。本記事では、2024年Q4の決算カンファレンスコールで語られた経営陣の発言を手がかりに、アルタビューティの現在地と今後の方向性について考察する。 CEOが語る成長戦略:2025年のビジョン

グローバル
11月の急騰銘柄!米国最大の美容専門チェーン「アルタビューティ」の現在

11月の急騰銘柄!米国最大の美容専門チェーン「アルタビューティ」の現在

2023年11月の米国株式市場はひときわ盛り上がった。S&P500指数は前月末比で8.9%もの上昇。Bloombergが報じたところによれば、1980年以来の実績で二番目に良い結果だったという。 どんな時もそうだが、追い風は全ての銘柄に等しく訪れるわけではない。12月6日時点のデータにはなるが、S&P500企業のうち特にパフォーマンスが良かったものは以下の20社だ。 このうち個人的に気になったのが、アルタビューティ(ULTA)という美容小売チェーン。同社の株価は今年4月から10月にかけて32%減と軟調だったが、この一か月で大部分を取り戻した。

グローバル
年初来株価が半減!格安チェーン「ダラージェネラル」にみる米国消費経済の今

年初来株価が半減!格安チェーン「ダラージェネラル」にみる米国消費経済の今

今回取り上げるのは、米国の格安小売チェーン「ダラージェネラル」だ。 社名が示唆するように、創業当初は「全ての商品が1ドル以下で買える」ことが特徴だった。初めて店舗を出した1955年より、このコンセプトはすぐに人気を集めたという。 現在のダラージェネラルは米国で1.9万店舗以上を展開。今では「1ドル以下」に限らず、食品や日用品からベーシックアパレルまで、幅広い商品を”エブリデーロープライス”で販売する。

グローバル
コストコの小型版!東海岸にドミナント展開「BJ'sホールセールクラブ」が面白い

コストコの小型版!東海岸にドミナント展開「BJ'sホールセールクラブ」が面白い

コストコといえば、会員制ホールセールクラブの代表的存在だ。 会員制ホールセールクラブに入会すると、「卸売価格」で商品を大量買いできる。事業者側の視点では、商品あたりの売上が非常に大きくなる。巨大なバイイングパワーで仕入れが有利になれば、さらに商品価格に還元できる。 商品を安く維持できる構造優位を確立した上で、会費収入によって利益をあげ、消費者を囲い込む。この優れたビジネスモデルについては、以前のコストコ記事でご紹介した。 そして今、コストコの「小型版」とも言える企業が勢いを増している。マサチューセッツ州マールボロに本拠をおく「BJ'sホールセールクラブ(BJ's Wholesale Club)」がそれだ。

グローバル
「コストコ・ホールセール」会員制倉庫チェーンの”今”を徹底解説

「コストコ・ホールセール」会員制倉庫チェーンの”今”を徹底解説

コストコといえば、米国ワシントン州に本拠をおく小売チェーンだ。日本でも北海道から九州まで31もの「倉庫店」を展開し、将来的には50倉庫店を目指すとみられる。 2022年8月時点での倉庫店数は世界838店。世界的小売チェーンとしては決して多い数ではない。米国一の小売チェーンであるウォルマートは、世界10,500もの店舗を抱える。 それでもコストコは、株式市場でトップ級の評価を有する。時価総額は2,164億ドルにのぼり、小売チェーンとしてはウォルマート(3,992億ドル)、ホームデポ(3,343億ドル)についで世界三番目に大きい。 Form 10-K

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米国の大手小売チェーン6社にみるインフレの影響

米国の大手小売チェーン6社にみるインフレの影響

米国企業の2022年1〜3月期決算がこの5月におおむね出揃った。その中で、ひときわ注目に値するのが大手小売りチェーンの動向だ。 各社の明暗は、決算発表後の株価の反応を見るのが分かりやすい。「ウォルマート」は1987年のブラックマンデー以来の急落となり、「ターゲット」も一週間で30%もの下落だった。

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