需要回復を待たず攻勢をかける「ホームデポ」買収も駆使して市場機会を広げる

ホームデポ

米国の住宅市場は、高金利が続くなかで停滞局面が長期化しています。30年固定住宅ローン金利は依然として高水準にあり、既存住宅の売買も低い水準のまま推移。住み替えが鈍れば、それに付随するリフォームや住宅設備への支出も後ろ倒しになりやすい構造です。

そんな中、米国最大の住宅リフォーム小売業者であるホームデポが2026年2〜4月期決算を発表しました。同社は全米に広がる店舗網を通じて、個人のDIY客から大型のリフォーム業者・ビルダーまでを顧客としています。

コロナ禍では住宅リフォーム需要が急増しましたが、その後は軟化しました。高金利と住宅売買の低迷が続けば、大型のリフォーム案件はどうしても手控えられやすくなります。一方で、米国の中核的な家計の体力は数値上それほど崩れていない。消費の「冷え込み」と「踏みとどまり」が同居する局面が続いてきました。

ホームデポ経営陣は、停滞下でも市場シェアを獲得するという短期の課題に加え、買収による事業領域の拡張にも手を広げました。その一方で、顧客との取引接点の深化や店舗運営そのものの作り変えといった、種類の異なる打ち手を重ねています。

「想定通り」の四半期、停滞長期化を前提に勝つ姿勢

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