5大銀行による寡占市場への挑戦──ブラジル発のデジタル銀行「Nubank」

5大銀行による寡占市場への挑戦──ブラジル発のデジタル銀行「Nubank」

特集

近年、いわゆるLATAM(中南米)発のスタートアップが注目を集めている。2021年7月に開催されたY Combinatorの第33回Demo Dayでは、登壇企業の377社のうち46社が中南米発だった

LATAM発のユニコーン企業も増加している。中でも目立つのが、「世界最大のデジタル銀行」と呼ばれるNubank(ヌーバンク)。ブラジル発のユニコーン企業であり、ラテンアメリカ諸国にFinTechの「波」を起こした存在だと言われる。

2021年8月、Nubankが米国ナスダックへのIPO準備を進めているとロイター通信が報じた。企業評価額は550億ドル(6兆円)を見据え、投資家たちから熱い視線が注がれている。本記事では、新興国における金融サービスの“負”を解消し、約8年間で世界的銀行とも肩を並べる存在になったNubankの歴史を辿る。

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