ラテンアメリカのデジタル銀行「Nubank」の運営会社が、近くニューヨーク証券取引所に上場する。社名はNu Holdingsだ。 世界各国で今、チャレンジャーバンクやネオバンクと呼ばれる新たな銀行業態が注目されている。欧州や米国でもすでに大きな盛り上がりを見せているが、その中南米版がNubankである。
ブラジルのフィンテック企業Nubankは、設立8年で4000万人以上のユーザーを獲得、「世界最大のデジタル銀行」の名を欲しいままにした。米国ナスダック市場でのIPOを準備中だと報じられている。 Nubankの強みは、中南米での圧倒的存在感だ。これまでの「チャレンジャーバンク総特集」では、ドイツ発「N26」や、イギリス発「Revolut」「Monzo」など、欧州発のデジタル銀行を取り上げてきた。だが、世界的なフィンテック企業も、非英語圏で拡大するには困難が生じる。
近年、いわゆるLATAM(中南米)発のスタートアップが注目を集めている。2021年7月に開催されたY Combinatorの第33回Demo Dayでは、登壇企業の377社のうち46社が中南米発だった。 LATAM発のユニコーン企業も増加している。中でも目立つのが、「世界最大のデジタル銀行」と呼ばれるNubank(ヌーバンク)。ブラジル発のユニコーン企業であり、ラテンアメリカ諸国にFinTechの「波」を起こした存在だと言われる。
今回は3編にわたり、Fintech関連のユニコーン企業を紹介したいと思います。 (ユニコーン:評価額10億ドル以上の未上場企業の通称)