SaaS決算総まとめ①Adobe、Salesforce、Zoom、DocuSign、Atlassian

SaaS決算総まとめ①Adobe、Salesforce、Zoom、DocuSign、Atlassian

特集

6月は決算シーズンの閑散期ということで、注目業界のまとめ的な記事についても作っていこうとしています。

その中で、何と言っても注視したいカテゴリの一つが「SaaS」です。今や何でもかんでもSaaSというくらい、すっかり一般的な存在になりました。

SaaS企業の時価総額一覧をみてみると世相を反映しているというか、世の中の動きを感じます。

オンライン会議「Zoom」が純SaaS企業としては3位に君臨していたWorkdayを超え、AtlassianやVeeva、Twilio、そしてDocuSignといった企業が時価総額3兆円の大台を超えています。

これから、これら代表的なSaaS企業の動向について事業内容の確認も含め、一通りおさらいしていく予定です。

今回はAdobeからSalesforce、Zoom、DocuSign、Atlassianと特に注目のプレイヤー5社の動向について、改めて整理します。

Adobe:広告PF戦略を見直し、電子署名の追い風に期待

まずはAdobeです。

売上は31.3億ドル(前年比+14.0%)で、成長率は鈍化傾向。足元では営業利益が同+35.6%と急伸し、四半期で10億ドルを突破しました。

セグメント毎の構成をみると、『Digital Media』部門が積みあがる一方、『Digital Experience』部門は伸び悩んでいます。Digital Experience部門では大企業向けを中心に「顧客体験」の改善ツールを提供。

Digital Experience部門は、広告宣伝の統合プラットフォームを展開する「Advertising Cloud」の戦略を一部見直し。収益性の低いトランザクションベースの課金モデルを縮小する決断を下しました。

これにより、売上にして▲5,000万ドルのマイナス影響が発生。この影響を除けば、Digital Experience部門も前年比二桁%の成長をキープしています。

Adobeの土台ともいえるDigital Media部門は、『Creative(Cloud)』『Document Cloud』の大きく2つに分かれます。どちらも伸び続けていますが、直近ではDocument Cloudが牽引。

ここで伸びているのが、電子署名サービス『Adobe Sign』です。Google DriveやDropbox等からシームレスに署名できるなど外部連携を強化し、Fortune100企業の大半が利用。

足元の状況もあって最近では政府機関の利用も拡大。電子署名専業の『DocuSign』との競争が激化しています。

参考:Adobe 2Q決算:迅速な戦略見直しで+35.6%増益

Salesforce:AT&Tが360導入、コロナ関連費用が圧迫

続いては、SaaS専業のトップ企業「Salesforce」です。

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