おはようございます。 今日取り上げる5社(無料版は2社)は、一般的には少しマニアックかもしれません。
昨日は大手SaaSを取り上げましたが、今日ピックアップするのは「急成長SaaS」。2020年、大きく成長した企業たちです。
株式市場は依然として活況ながら、再び見通しが分かれてきた印象も。さすがに「上がり過ぎ」なのか、あるいは追加の支援策でまだ上昇するのか。正解は神のみぞ知るといったところ。
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セキュリティ領域で注目されるCrowdStrikeが発表した8〜10月期決算は、最終損益が2,453万ドルの赤字だった。
サイバーセキュリティに対する需要が高まる中、CrowdStrikeの顧客数は前年比85%増の8,416社に拡大した。7~9月期の顧客純増数は1,000社を突破。
4つ以上のモジュールを導入している顧客の割合は61%に上昇、6つ以上は22%まで拡大。既存顧客からの売上変動を表すネットリテンションレートは124%という高水準。
8月にOkta、Netskope、Proofpointと4社連合を組成、主に大企業をターゲットとした統合ソリューションを開始した。
9月にはリアルタイム・アクセスコントロール等を提供する「Preempt Security」を9,600万ドルで買収。同社が掲げる「ゼロトラスト・セキュリティ」戦略を加速させる。
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米国のペット産業は巨大だ。
APPA(American Pet Products Association)によれば、1994年の米国ペット市場は170億ドルだった。2020年には990億ドルに拡大する見込みである。
特に多いのは犬と猫。米国の場合、1.3億世帯中8,490万世帯が何らかのペットを飼っており、犬は6,340万世帯、猫は4,270万世帯が飼っている。まさにペット大国だ。
ペットが増えているとなれば、それに対応して必要になるのがペットフードだ。ここに目をつけて急成長した会社が「Chewy」である。
Chewyは2011年、弱冠26歳(当時)の起業家ライアン・コーエンが創業。それから数年で代表的な通販サイトとなり、2017年には33.5億ドルで買収された。
米国のペット通販はAmazonやウォルマートが目を光らせる。その中でChewyがどう成長を実現したかは、多くの社会人にとって参考になるはずだ。
昨日の記事で前編を公開したので、是非チェックしていただきたい。
新型コロナ拡大で追い風を受けたのがZscalerだ。 8〜10月期決算は、最終損益が5,501万ドルの赤字だった。
パンデミック拡大によってリモートワークの重要性は増したが、セキュリティ面のリスクは大きい。
Zscalerでは大企業における分散した作業環境を「Zscaler Internet Access(ZIA)」などによってサポート。2020年、顕著に追い風を受けた。
総顧客数は4,500社以上。フォーブズ世界2,000のうち、約450社がZscalerの製品を利用する。米国以外での売上が49%を占め、グローバルに信頼を得ている。
9月には「VMware」との戦略提携を強化することも発表、大企業へのサービス拡大を図っている。
ZscalerのFCFマージンは30%と高い。SaaSでは売上成長率とFCFマージンの和が40を超えると良いとされるが、Zscalerは82%にもなる。
市場からの評価も高く、株価は8~10月期決算発表から30%以上も上昇。時価総額は年初から約4倍の250億ドルを突破した。
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