おはようございます。 今週は年末年始ということで、休暇を取っている方も多いのではないでしょうか。
こうしたタイミングでは、せわしなくニュースをチェックするより、この一年であった物事をじっくり確認したいところ。
そこで今週、Strainerのニュースレターでは注目企業の今年一年の動きについて5社(無料版は2社)ずつおさらいします。
2020年は色々なことがありました。来年は果たしてどんな一年になるのか。そんなことを思いつつ、まずは米国の大手テック企業各社について確認しましょう。
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多くの地域がロックダウンになった4〜6月期、かつてない需要減に直面したのが「インターネット広告」である。
オンライン広告市場を牛耳るGoogleにとっても、一時は大きな向かい風だった。当時の売上高は383億ドル(前年比1.7%減)。上場以来初めての減収となった。
7〜9月期に入ると広告売上は前年比10%増の371億ドルまで回復。中でもYouTube広告が32%増収となり、復調を牽引した。
7〜9月期の全体売上高は前年比14%増の462億ドル。同じく営業利益は112億ドル(同22%増)と堅調だった。
向かい風にも関わらず会社全体で好調を実現できた要因として、かねてより投資してきたクラウド事業がある。売上高は40%増の34億ドルと急成長が続く。
事業面では堅調なGoogleだが、社会的には大きな障壁にも直面している。「独占」の問題だ。
デジタル広告市場において独占的な立場で市場をコントロールしているとして、10月20日にアメリカ司法省などから反トラスト法違反で提訴された。12月16日にも、10の州政府からFacebookとともに提起されている。
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日本では馴染みの薄い「ファンタジースポーツ」。その歴史は意外に古く、第二次大戦後まもなくには登場していた。
内容は、実在するスポーツ選手をもとにチームを作って、実際のプレー成績をもとにスコアを競い合うというもの。
ファンタジースポーツのオンライン提供で成功したのがDraftKingsだ。開始したのは「デイリーファンタジースポーツ」。シーズンを通じてではなく、ごく短期間で遊べるようにすることで、ハードルを下げた。
色々な問題はあったが、近年は法環境も整備されてきた。中でも積極的なのがニュージャージー州。財政難もあり、2012年にはスポーツ賭博を合法化する法案を成立させた。
コロナ禍でプロスポーツの運営が厳しくなる中、注力したのが「iGaming」と呼ばれる領域だ。先日の記事でDraftKingsについて紹介したので、是非チェックしていただきたい。
2020年、大きな追い風を受けた企業の一つがAmazonだ。
インターネット通販はもちろん、AWSや動画配信など多くの事業が巣篭もり需要によって莫大な追い風を受けている。
Amazonの動きの中で特に際立つのが、積極的な採用だ。
物流キャパシティ(fulfillment network capacity)を増やすため、2020年2月以降に25万人を超えるフルタイムとパートタイムの従業員を雇用した。
急拡大しているのが物流コスト(Worldwide shipping costs)だ。7〜9月期の3ヶ月間だけでも151億ドル(前年比57%)となった。
11月17日からは、デジタル薬局サービス『Amazon Pharmacy(アマゾンファーマシー)』を開始。オンラインで処方薬を注文でき、米国のプライム会員向けにジェネリック医薬品(最大80%引き)やブランド医薬品(同40%引き)を提供する。
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