エニグモ 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 719億8000万 円
銘柄コード 3665(市場第一部(内国株))

株式会社エニグモは東京南青山に本社をおく企業。2004年ショッピング・コミュニティサイトの運営を目的に設立。2005年グローバル・ショッピング・コミュニティ「BuyMa(バイマ)」のサービスを開始。2012年には東証マザーズに上場。2016年には「BUYMA」会員数が300万人、アプリ100万ダウンロードを突破。BUYMAはパリ、ロンドン、NY、ミラノ、マドリードなど主要都市を始め、世界130カ国のパーソナルショッパーから世界中のブランド品をお得に購入できるサービス。

事業内容

株式会社エニグモは「世界を変える、新しい流れを。」というミッションの下、Specialty Market Place(スペリャルティマーケットプレイス)「BUYMA(バイマ)」を中心とした事業を展開する。

パーソナルショッパーと呼ばれる専門性の高い出品者が世界中の話題のアイテムを紹介・出品、販売で きるSpecialty Market Place「BUYMA(バイマ)」を運営。

Specialty Market Placeとは、嗜好性の高いモノ・サービスを扱うために、ある分野に特化した専門性の高いマーケットプレイスを指している。

主力事業BUYMA

「BUYMA」は、ファッションやトラベルに特化したSpecialty Market Placeである。

出品者となるパーソナルショッパーは、主に海外在住の日本人が登録しており、現地の最先端アイテム、日本で買うより安いアイテムなど、世界中の魅力的なアイテムを「BUYMA」に出品する。

パーソナルショッパーは、出品したアイテムに注文が入ってから買い付けすることが可能であるため、在庫リスクを持たずに取引をおこなうことができる。また一般のパーソナルショッパーに加え、取引実績等から当社が優良と認定したプレミアムパーソナルショッパー及び法人として豊富な出品数と独自のラインナップを構成する法人ショップがおり、購入者はそれぞれの多種多様な嗜好にあわせてアイテムを購入することができるようになっている。 「BUYMA」は、服飾、美容、生活雑貨などのライフスタイル全般に広くかかわるアイテムを中心に2005年2月よりサービスを開始。世界各国に居住しているパーソナルショッパーより、日本未発売のアイテムや欠品アイテム、レアアイテムをはじめ、世界中のあらゆるファッションアイテムを入手できることを強みとして、サービスを拡大している。

2020年1月現在で、世界161カ国で14.6万人以上のパーソナルショッパーにより、登録数13,100ブランド以上、出品数410万品以上のアイテムが出品され、クロスボーダーに商品が集まっており、会員数は約730万人と多くのユーザーから利用されている。

また株式会社エニグモは、「BUYMA」で取引されたアイテムの価格に応じて、下記の利用料・手数料をパーソナルショッパー及び購入者より受領し、利用手数料収入として売上高に計上している。

「BUYMA TRAVEL(バイマトラベル)」を独立サイトとして提供を開始し、従来のファッションアイテムだけでなく、世界161カ国に在住する14万6千人を超えるパーソナルショッパーから、海外旅行者へ“現地ならではのパーソナライズされた旅行体験”の幅広いサービス提供に向けて出品商品の拡充を進め、2020年2月にはBUYMA独自の商品ラインナップを揃えてグランドオープンしている。

経営方針

株式会社エニグモは「世界を変える、新しい流れを。」というミッションの下、インターネットで法人と個人の垣根を壊し、誰もが多様な専門性を生かすことで今まで存在しなかった新しい価値を創造し、世界をよりよく変えることを目的とし、経営の基本方針として定め、企業価値と株主価値の増大を図っている。

経営指標としては、継続的な事業拡大と企業価値向上のため、売上高及び営業利益を重要指標としている。

中長期的な経営戦略

2018年の国内の衣類・服装雑貨等市場規模は約14兆円で、そのうちEC市場の規模は1.7兆円。生活雑貨、家具、インテリアの市場規模は約7兆円で、そのうちEC市場の規模は1.6兆円である。いずれも対前年比約10%程度で拡大を続けており、スマートフォン利用の浸透とアプリ機能の向上によって、EC化率は着実に上昇している。

こうした市場環境の中、株式会社エニグモはSpecialty Market Place(スペシャルティマーケットプレイス)「BUYMA」の運営を中心とした事業を展開。サービス開始から培ってきたソーシャルプラットフォームの運営ノウハウや、161ヵ国14.6万人のパーソナルショッパーと築いてきたネットワーク等の事業基盤にオウンドメディアとリセールを加え、ファッションアイテムとの出会いから処分までを一気通貫で提供するBUYMA経済圏の確立に取り組んでいる。また新市場の開拓を目的に、新たなカテゴリ展開と海外展開にも積極的に取り組み、さらなる事業の拡大を目指している。

対処すべき課題

環境の変化が著しいインターネット関連業界にあって、株式会社エニグマは以下の7点を対処すべき課題と認識している。

1つ目は、 Specialty Market Place「BUYMA」の継続的成長である。そのためにはサービスの知名度向上に加え、パーソナルショッパーによる安定的な商品供給体制、出品商品の信頼性確保、さらなるユーザビリティ向上が必須と考えている。

2つ目は、知名度の向上である。大手企業との提携等を含めた事業展開や、優秀な人材の採用・確保のためには、「BUYMA」に加え「エニグモ」自体の知名度向上も重要になると考え、効率的かつ積極的な広報活動の推進を図っている。

3つ目は、サイトの安全性強化である。サイトの安全性維持に対する社会的要請が一層の高まりを見せる中、個人情報保護や知的財産権侵害品対策を含む安全性の強化を最重要課題として、継続的に取り組んでいく方針である。

4つ目は、取扱商品の拡充である。より多くのユーザーの多種多様な潜在需要に対応するため、出品者のさらなる獲得を行うとともに、出品者に対してトレンド情報を発信していくことで、取扱商品の拡充に取り組んでいる。

5つ目は、競合他社への対応である。一層厳しくなる競合他社との競争に備え、旬な商品を限りなくラインナップできる「BUYMA」の独自性と利便性を強化し、既存サービスのさらなる成長を進めるとともに、新たなサービスの展開に取り組んでいる。

6つ目は、優秀な人材の採用である。グローバル展開を含む今後の成長推進には、優秀で熱意のある人材の採用が重要な課題であると認識し、従業員が高いモチベーションを持って働ける環境や仕組みの整備・運用を進めている。

そして最後は、経営管理体制の強化である。市場動向、競合企業、顧客ニーズの変化に柔軟に即応できる組織を運営するため、経営管理体制と内部統制のさらなる強化に加え、法令遵守の徹底に取り組んでいる。