事業内容
エターナルホスピタリティグループは、焼鳥を中心とした飲食事業を展開しています。国内では「鳥貴族」や「やきとり大吉」を中心に店舗を運営し、チキンバーガー専門店「TORIKI BURGER」も東京都と京都府に展開しています。海外では、中国の上海と蘇州に「やきとり大吉」、アメリカのロサンゼルスに「HASU」焼鳥店を展開しています。
エターナルホスピタリティグループの事業は、鶏肉を主要食材とし、ブランド数を絞って展開しています。これにより、質の高い食材を低価格で調達し、顧客の支持を得ることを目指しています。また、研究開発や調達・購買、品質管理などの機能を事業横断的に活用し、グループシナジーを高めています。
「鳥貴族」は「うまい!を、気がねなく!」をコンセプトに、均一価格で商品を提供しています。各店舗で串打ちを行い、焼鳥のタレは自社工場で一括生産しています。接客の質を高めるため、スタッフに対して様々な研修を実施し、サービスの向上を図っています。
「TORIKI BURGER」は2021年に1号店をオープンし、国産チキンバーガー専門店として展開しています。国産食材にこだわり、チキンの旨味を感じられる商品を提供しています。2024年7月末現在、2店舗を運営しています。
「やきとり大吉」は1977年に設立され、独立開業の支援を行いながら全国に展開しています。地域に根差した店づくりを行い、各地で愛される店舗を目指しています。
特集記事
「鳥貴族」のエターナルホスピタリティGが好調、焼鳥を軸にした世界展開も本格化へ
「鳥貴族HD」が業績復調中!今後は米国展開を計画、”焼き鳥”は国際食になるか?
苦境続く「鳥貴族」が回復傾向に、決算から見る現状と成長戦略
2017年10月に開始した値上げの影響は?焼き鳥チェーン「鳥貴族」の2018年7月期決算まとめ
経営方針
エターナルホスピタリティグループは、持続的な成長と収益基盤の強化を目指し、資本や人材、ノウハウを集中投下しています。業務オペレーションの均一化や経営の効率化を推進し、食材や調理の研究を通じて提供価値と品質を向上させることで、他社との差別化を図っています。
同社は「Global YAKITORI Family」というビジョンを掲げ、焼鳥を世界市場に広めることを目指しています。国内では「鳥貴族」や「やきとり大吉」を中心に1,000店舗以上を展開し、海外では米国や東アジアを中心に積極的に店舗展開を進めています。
エターナルホスピタリティグループは、既存店の売上高維持と向上を重要視し、客数や客単価の前年同月比を指標としています。財務の健全性を保ちつつ、ROE20%以上の安定的な利益創出を目指しています。
同社は、内部管理体制の強化や既存店売上高の維持向上、商品力の向上を重点課題としています。特に、食材の安定調達やサプライチェーンの最適化に取り組み、持続的な成長を支える基盤を整えています。
新規出店や投資効果の向上、新規事業の開発も重要な戦略です。「鳥貴族」の全国展開を進めるとともに、新たな店舗フォーマットやパートナーシップを通じて新たな収益源を開発しています。
人材の採用と教育も成長戦略の一環です。企業理念に賛同する人材の採用を重視し、研修プログラムを充実させることで、変化する経営環境に柔軟に対応できる組織を目指しています。