良品計画 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 6165億9300万 円
銘柄コード 7453(市場第一部(内国株))

良品計画は、東京都豊島区に本社をおく企業。
1980年に「わけあって、安い。」をキャッチコピーに西友のプライベートブランド「無印良品」が誕生。
1983年に「無印良品青山」直営1号店を出店。
1984年より西友大型店を中心にインショップ展開を進め、1989年に(株)良品計画を設立。
1991年、ロンドンに海外1号店を出店。無印良品事業のほかカフェ・ミール事業、キャンプ事業、住空間事業も展開。

沿革・会社概要

株式会社良品計画は、東京都豊島区に本社をおく雑貨・小売企業。1980年、「わけあって、安い。」をキャッチコピーに西友のプライベートブランドとして『無印良品』が誕生。1983年に『無印良品青山』直営1号店を出店。1984年より西友大型店を中心にインショップ展開を進め、1989年に(株)良品計画を設立。1991年、ロンドンに海外1号店を出店。1995年8月に日本証券業協会に株式を店頭登録し、1998年12月に東京証券取引所市場第二部へ上場、2000年8月に東証一部へ市場変更した。2006年にファミリーマートと資本提携、2019年提携解消。

事業内容

良品計画グループは、株式会社良品計画と子会社26社、関連会社1社で構成されており、自社ブランド商品である『無印良品』および『MUJI』の販売を主な事業として展開している。無印良品事業のほか、カフェ・ミール事業、キャンプ事業、住空間事業も運営する。良品計画は2013年5月にモバイルアプリ『MUJI passport』をリリースし、日本(2020年に累計2,000万ダウンロード突破)を含む8つの国・地域でサービスを提供している。

事業セグメントは「国内事業」「東アジア事業」「欧米事業」「西南アジア・オセアニア事業」「その他」の5つとなっている。

国内事業

「国内事業」については、良品計画が販売および供給、飲食販売およびキャンプ場の運営を行っている。また、株式会社MUJI HOUSEが住宅販売を行っている。

自社ブランド商品である『無印良品』および『MUJI』については、商品の企画開発、商品調達、物流加工および直営店での小売ならびに、ライセンスドストアと称する『無印良品』および『MUJI』を中心に販売する店舗を運営している供給を行っている。その他に『Cafe&Meal MUJI』ブランドの飲食販売、キャンプ場の運営、住宅の販売、『IDEE』ブランドの商品販売を行っている。

国内事業は店舗やWebサイトといった「直営事業」のほか、西友やアスクル、その他小売企業を対照した「供給事業」、さらには「輸出事業」で構成される。

東アジア事業

「東アジア事業」については、MUJI(HONG KONG)CO.,LTD.、無印良品(上海)商業有限公司および台灣無印良品股份有限公司が販売および飲食販売を、MUJI Krea Co.,LTD.が販売を行っている。

欧米事業

「欧米事業」については、MUJI EUROPE HOLDINGS LIMITEDが供給を行っており、フランス、ドイツ、スペイン、ポルトガル、イタリア、フィンランドなどにおいて販売を行う。

西南アジア・オセアニア事業

「西南アジア・オセアニア事業」については、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリア、フィリピンなどで販売を行っている。

その他

「その他」では、MUJI Global Sourcing Limitedおよび愛姆吉斯(上海)貿易有限公司が「MUJI」の商品調達を行っている。

商品開発

無印良品は「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」をものづくりの基本とし、約7,000品目の商品を展開している。 無印良品は、「これがいい」ではなく「これでいい」という理性的な満足感を顧客に提供すること、つまり品質も価格も十分「これでいい」を提供することを目指している。そこに含まれているかもしれない不満や妥協を解消して、自信に満ちた「これでいい」を実現していくことを掲げる。

無印良品は、日常生活に役立つ、くらしの基本となる品々を取り揃えており、商品カテゴリは大きく「衣料品」「生活雑貨」「食品」の3つに分類される。

衣料品

衣料品カテゴリでは、紳士ウェア、婦人ウェア、子供服のほか、服飾雑貨、靴・バッグ、インナーウェアを取り揃える。代表的な商品には、『洗いざらしブロードシャツ』(1983年発売)、『縦横ストレッチデニム』(1987年発売)、『足なり直角靴下』(2007年発売)、『疲れにくいスニーカー』(2013年発売)などがある。

生活雑貨

生活雑貨カテゴリでは、ファブリックス、ファニチャー、エレクトロニクス、ハウスウェア、ステーショナリー、ヘルス&ビューティ、グリーン&フラワーといった様々な雑貨を販売している。代表的な商品には、『綿パイルタオル』(1983年発売)、『脚付マットレス』(1991年発売)、『化粧水 敏感肌用』(1999年発売)、『掃除用品システム』(2001年発売)などがある。

食品

無印商品は、調味・加工、菓子、飲料・冷食関係など多数の食品も開発している。代表的な商品には、『バナナバウム』(2000年発売)、『素材を生かしたカレーバターチキン』(2009年発売)などがある。

経営方針

良品計画グループは、世界の人々に「感じ良いくらし」を提案し、「商い」を通じて社会に貢献したいと考えている。

良品計画グループにおける商品開発の原点は、生活の基本となる、本当に必要なものを、本当に必要なかたちでつくること。素材を見直し、生産工程の手間を省き、包装を簡略化することで、シンプルで美しい、環境に配慮した商品を世に送り出してきたとしている。

対処すべき課題

昨今の様々な自然災害や環境問題を目の当たりにし、省資源、省エネルギーを意識した消費行動が主流となってきている中、良品計画グループは「社会にとって良いことを行う企業」を目指し、独自の思想から「良い商品」「良い環境」「良い情報」をより一層磨きあげ、企業価値の向上に向け、経営課題に対処していく方針である。

グローバルチェーンマネジメント向上

適時適量の商品仕入をささえるグローバルサプライチェーン・マネジメントを向上させる。そのため、サプライチェーンのPDCAサイクルを循環させながら、常に問題点の改善を進め、グローバル視点による効率的な調達構造を構築していく。これにより、独自性のある品揃えと求め安い価格を実現する方針である。

商品開発力の向上

世界中の地域に信頼され、地域文化に貢献できる品揃えやサービスを、適正価格と適正品質で提供していく。そのため、生活社との双方向のコミュニケーションを重ねながら、毎日のくらしに約立つ日用品の基幹アイテム開発を重点的に行なっていく。これにより、新たな市場開拓と店舗大型化を実現する方針である。

グローバル人材育成

世界中で無印良品の思想を体現および伝搬できる人材を育成していく。そのため、管理系のシステム整備と業務標準化を進めたコンパクトなグローバル本部を構築し、効率的なトレーニングによって、業務経験と知識の蓄積が行える環境を揃えていく。これによって、専門性と多様性のある人材の活躍を促し、持続的な成長を実現する方針である。

ステークホルダーの期待に答えるコーポレートガバナンスの実現

理念およびビジョンの趣旨および精神を踏まえ、自らのガバナンス上の課題の有無を十分に把握した上で、適切に対処していく方針だ。これにより、企業の持続的な成長と中長期的な企業価値向上を実現するとしている。


2020年2月期 有価証券報告書(提出日:2020年5月28日)
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