AIの計算基盤を支える半導体メーカーと製造装置メーカーを集めたリストです。
半導体IP大手のアームが2月7日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比14%増の8.2億ドル。営業利益は同じく45%減の1.3億ドルだった。 一見した限りでは何の変哲もない結果だが、翌日の株価は48%もの急騰。時価総額は1,167億ドルへ膨らんだ。今なお発行済株式の90%を握るソフトバンクグループの株価も高騰。同社の持分は一日で340億ドル増えたことになる。 アームは1〜3月期にも8.5〜9億ドルへの増収を見込むが、一部のAI関連銘柄のように爆発的に伸びるといった形ではない。通期でも約32億ドルという売上予想で、前年比では約20%の成長となる。
データセンター向けのサーバー製品を扱うスーパーマイクロコンピュータが29日、2023年10〜12月期決算を発表。売上高は前年比103%増の36.7億ドル、営業利益は同73%増の3.7億ドルだった。 同社は18日、業績予想の上方修正について開示し、株価が一日で36%上昇していた。新たな売上予想は36〜36.5億ドルだったため、実際の結果はさらに上振れしたことになる。 これを受けて、株式市場も大盛り上がりだ。決算発表前の当日中にも株価は4.5%高となったが、発表後の時間外株価は目下9.75%の上昇。時価総額は300億ドルに届きそうだ。
半導体ファウンドリ最大手のTSMCが1月18日、2023年本決算を発表。 10〜12月の売上高は前年比フラット、純利益は同じく19.3%の減少だった。7〜9月期と比べると、売上高は14%増、純利益は13%増えた。グロスマージンは53%、営業利益率42%と高い収益性は健在だ。 減益という結果だが、株式市場は好感した。それはひとえに、半導体市況の今後の展望に期待が高まったためだ。1〜3月の売上予想は180〜188億ドルで、前年比7.6〜12.4%増を見込む。
今回取り上げるのは、米国のデジタルインフラテクノロジー企業「バーティブ」(Vertiv)だ。 パソコンやスマートフォンを使う人であれば、電子機器が熱に弱いことは経験的に知っているだろう。電子回路のオーバーヒートが大敵である一方、温度が低すぎても動きがフリーズしたりする。 巨大な情報量を扱うデータセンターともなれば、温度管理はなおさら重要度が高い。そしてバーティブは、データセンターに代表されるコンピュータ室の温度管理におけるパイオニア的存在である。
いわゆる”マグニフィセントセブン”(GAMAMとTesla、NVIDIA)以外にも、株式市場での評価を高め続ける巨大企業は少なくない。時価総額上位企業の過去5年における株価上昇率がこちらの図だ。 弊社作成 最も大きく株価を伸ばしたNVIDIAとTesla、Appleに続いたのが、11番目の「AVGO」。半導体企業として知られるブロードコムである。このブロードコム、今年11月21日には仮想化技術で知られる「VMware」買収を完了。買収額は約610億と発表されている。 しかし、VMwareについて多少知っている人であれば、半導体とは直接的な関わりがないという印象を抱くのではなかろうか。ブロードコムは、VMware以外にも積極的な企業買収を手がけてきた”シリアル・アクワイアラー”だ。
NVIDIAが11月21日、2023年8〜10月期決算を発表。売上高は前年比206%増の181億ドル。前四半期比でも34%増となった。 さらに猛烈なのが営業利益の伸びだ。前年比17倍を超える104億ドルに拡大、前四半期比では53%増。Meta Platforms(7〜9月に137億ドル)やAmazon(同112億ドル)の稼ぎに並ぶ存在に近づいている。 もっとも、脅威的な成長にも関わらず、株式市場の期待に達したとも言い切れない。売上、利益がともに市場予想を上回ったとされる中、発表後の時間外株価は目下1.1%の下落。
NVIDIAが8月23日、2023年5〜7月期決算を発表。誰もが注目する企業の動向が明らかになった。 前回決算において売上予想は110億ドルと開示され、市場からの期待値は大きく高まった。ところが蓋を開けてみると、実際の売上高は135億ドル(前年比101%増)。上げた期待をさらに大幅に超える結果となった。 さらに驚くのが収益性である。営業利益は前年比13倍の68億ドル。半年前の売上高をも上回る、とてつもない大幅増益である。市場の反応も今のところ上場で、時間外株価は6%を超える上昇。
半導体産業における重要企業「Arm」(Arm Holdings)が8月21日、Nasdaqへの新規上場に向けた届出書類(Form F-1)を公開提出したことを発表した。 ソフトバンクグループが約3.3兆円もの巨額でArmを買収したのは2016年。2020年にはNVIDIAへ約4.2兆円もの評価で売却することを宣言したが、こちらは諸方面からの反対により頓挫した。 情報技術の発達した現代において「半導体」が重要であることは、今さら言うまでもない。先進的な半導体をつくる際、極めて大きな役割を果たしているのがArmという会社だ。
米国企業のスーパーマイクロコンピュータが8月8日、2023年4〜6月期決算を発表した。同社においては第4四半期であり、通期決算でもある。 聞きなれない会社だが、歴史は長い。サーバー部品の製造から完成品へと手を広げ、直近では「AI用サーバー」の需要が追い風だ。この2年で売上、利益がともに急増した。 株式市場での評価も高騰している。株価は高値を更新し続け、年初来314%の上昇。ただし株価収益率は30倍程度と、「謎の半導体メーカー」などと比べれば必ずしも非常識な水準ではない。
8月2日の米国株式市場は全体的に軟調さが目立った。S&P500とNASDAQ総合指数、ダウ平均はそれぞれ下落。 前日に決算を発表した半導体メーカー「AMD」は、株価が一日で7%超も急落した。売上、利益がともに市場予想を上回り、直後の時間外株価は上昇していたが、市場が開くと様子が一変した。 背景には格付け会社フィッチが米国の外貨建て長期債格付けを「AAA」から「AA+」に一段下げたことがある。格下げのタイミングを疑問視する声は多く、市場の動揺を呼んだ。