AIの計算基盤を支える半導体メーカーと製造装置メーカーを集めたリストです。
オランダに本拠を置く半導体製造装置大手のASMLが2025年第2四半期(4〜6月期)決算を発表した。売上高は前年比23%増と力強い伸びを見せ、粗利益率も約53.7%とガイダンスを上回る水準で収益性の高さが際立っている。 今回の業績を牽引した最大の要因は、最先端の半導体製造に不可欠なEUV(極端紫外線)リソグラフィ装置の販売だ。EUV装置は微細化技術の進展に伴い、半導体メーカーからの需要が続伸。特に成長ドライバーとなっているのは、やはりAI向けだ。 経営陣は、2025年通期の売上成長率を約15%と予想し、今後も半導体業界の好調な市場環境が続くことを見込んでいる。ただし、世界的なサプライチェーンの課題や地政学的リスクについても警戒を示した。今回は、そんなASMLの近況について最新決算を元に紹介する。
NVIDIAが5月28日(米国時間)に2026年度第1四半期(2〜4月)決算を発表しました。売上高が441億ドルと前年同期比で69%増え、AI特需を背景に3四半期連続で過去最高を更新しています。 生成AIの利用拡大でトークン生成量が前年比10倍に跳ね上がり、同社のAI基盤への投資が世界規模で加速しています。一方、中国向け推論GPU「H20」が米政府の輸出許可制に移行したことで逆風に直面、45億ドルの損失を計上しました。 この結果、非GAAP粗利率は61.0%に低下しました。特殊要因を除くと71.3%でした。出荷停止によって25億ドル分の追加売上を逃したと言います。そんな中、ジェンスン・フアンCEOは「Blackwell NVL72」に言及。「“思考する機械”として推論性能を飛躍させ、AIエージェント普及を加速させる」と述べ、今後の長期成長に自信を示します。
NVIDIAが2月26日、2025年第4四半期決算を発表。11月〜翌1月の売上高は393億ドル(前年比78%増)となり、会社予想の375億ドルを上回った。営業利益は240億ドル(同77%増)だった。 凄まじい成長が続く中、決算発表後の時間外株価は一時上昇したが、執筆時点では下落に転じている。時価総額は3.2兆ドルにのぼり、直近一年間の純利益に対し44倍という水準だ。 ジェンスン・フアンCEOは、新シリーズ『Blackwell』への需要が驚異的だったと強調。「推論型」の大規模言語モデルが新たなスケール則を加えたとアピールした。規模の経済が成否を決するマーケットにおいて、大手クラウド事業者が競って設備投資を進めている。
NVIDIAが11月20日、2024年8〜10月決算を発表。売上高は前年比94%増の351億ドル、営業利益は同じく110%増の219億ドルだった。 時価総額はすでに3.5兆ドルを超え、AppleやMicrosoftを抑えて最も価値のある企業となっている。依然として力強い成長も続いているが、株式市場の期待には及ばなかったようだ。執筆時点における時間外株価は2.5%の下落。 ジェンスン・フアンCEOは「AI時代が本格化し、”NVIDIAコンピューティング”への世界的な転換が進んでいる」と豪語。従来品の『Hopper』に加え、次世代アークテクチャ『Blackwell』への引き合いも高まっているとアピールした。
NVIDIAが8月28日、2024年5〜7月期決算を発表。売上高は前年比122%増の300億ドルと、前回決算で掲げた会社予想を上回った。営業利益は同じく174%増の186億ドルだった。 この半年間で株価は62%、直近一か月でも12%以上上昇した。時価総額は約3.1兆ドルにのぼり、株式市場の期待は高まり続けている。決算発表後の時間外株価は、執筆時点で6.7%の下落となった。 ジェンスン・フアンCEOは「世界中のデータセンターがフルスロットルでAIインフラへの移行を進める中、またしても記録的な売上だった」とアピール。自社株買いや配当金により、上半期だけで総額154億ドルを株主還元にあてたことも付け加えた。
スーパーマイクロコンピュータが8月6日、2024年4〜6月期決算を発表。売上高は53億ドル(前年比143%増)と急伸したが、営業利益は3.4億ドル(同51%増)にとどまった。決算発表後の時間外株価は、執筆時点で13%もの急落だ。 同社が主に手がけるのは、生成AIを大規模に取り扱う際に必要となるサーバーなどのハードウェアの製造販売。もっとも重要な部品であるプロセッサはNVIDIA等から仕入れるため、そもそも利鞘は薄くなりやすい商売だ。 それにも関わらず、半年前に利益が増大したのは、生成AIをめぐる需要がそれだけ急激だったことの証左だ。スーパーマイクロはシリコンバレーに本社と工場を持ち、地の利を生かしたスピードで大手メーカーを先行。ハイパースケーラーと呼ばれる巨大クラウド企業からの受注も掴んできた。
NVIDIAが5月22日、2024年2〜4月期決算を発表。売上高は前年比262%増の260億ドルと、前回決算で発表された予想(240億ドル)を上回った。営業利益は同じく690%増の169億ドルだった。 ジェンスン・フアンCEOは「次なる産業革命が始まった」とコメント。あらゆる国や企業で、兆ドル規模のデータセンターが「AI工場」への転換を進めていると豪語した。新たなコモディティである「人工知能」を生み出すためだ。 株式市場は今回の結果と見通しを好感したようだ。決算発表後の時間外株価は執筆時点で約6%の上昇。時価総額は2.3兆ドルを超え、マイクロソフトとアップルに次いで三番目に高く評価された米国企業となっている。
AIサーバーの取り扱いで注目を集めるスーパーマイクロコンピュータが4月30日、2024年1〜3月期決算を発表。売上高は38.5億ドル(前年比290%増)、営業利益は3.8億ドル(同372%増)だった。 業績としては堅調に見えるが、株式市場の期待には届かなかったようだ。3月にピークをつけた株価は軟調な推移が続いており、今回の決算発表後における時間外株価は約10%の下落となった。 チャールズ・リャンCEOは業績の伸びが競合を上回っていることをアピール。新たな製品計画とともにAI向けサーバーの引き合いが続くことを予想し、通期売上予想を147〜151億ドルへ引き上げた。
半導体ファウンドリ最大手のTSMCが4月16日、2024年1〜3月期決算を発表。 復調期待が大きく高まった前四半期と比べると売上・利益ともに減少し、決算発表翌日の株価も4.9%の下落。生成AIの盛り上がりとともに関連する需要が高まっているが、会社全体を上向かせるには至っていない。 とはいえ、結果を断ずるのは時期尚早と言える。大きな割合を占めるスマートフォン向けは、業績が軟化した最大の要因。パソコンやサーバー向けにおいては、生成AIの台頭がこれ以上ない好機になりつつある。
NVIDIAが2月21日、2024年1月期決算を発表。通期での売上高は609億ドル(前年比126%増)、営業利益は330億ドル(同7.8倍)だった。 第4四半期(11月〜1月)の売上高は221億ドル(前年比265%増)となり、会社予想の200億ドルを上回った。営業利益に至っては136億ドル(同10倍)で、営業利益率は61%を超えた。 好業績を受けて、時間外株価は目下7%強の高騰。2〜4月期の売上予想は240億ドル(±2%)とし、「2024年、2025年とそれ以降も成長を続ける」と力強い見通しを示した。