TSMC決算:需要減退で減益続くもAI関連需要が拡大、今後数年は増配方針へ

TSMC決算:需要減退で減益続くもAI関連需要が拡大、今後数年は増配方針へ

TSMC(台湾積体電路製造)

半導体ファウンドリ大手のTSMCが7月20日、2023年4〜6月期決算を発表。

売上高は前年比10%減の4,808億台湾ドル(≒155億米ドル)、営業利益は同じく23%減の2,020億台湾ドル(≒65億米ドル)。マクロ環境の軟化を受けてマーケット全体の需要が鈍化し、減収減益となった。

半導体産業はシクリカル(循環的な景気変動)な性質を持ち、下方向へのサイクルに入った。それでも経営陣は、引き続き研究開発への投資を惜しまないと強気の姿勢だ。

株主の不安を払拭するように、今後数年の配当方針が「持続性」から「堅実な増配」へと変える見通しであることも表明。大規模な投資期間が落ち着き、当面の資本支出がいくらか軽くなることを想定している。

果たして現在のTSMCはどのような状況にあるのか。今回の記事では決算発表の内容を参照し、同社の掲げる長期・短期それぞれの展望についてまとめる。

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