2022年07月01日 17:46
楽天、1日に最低0円プラン廃止 乗り換え先、首位povoか
Strainer

楽天グループ傘下の楽天モバイルが提供する最低0円の携帯料金契約が廃止され、980円からの新プラン受け付けが1日始まった。民間調査会社のアンケートによると、楽天モバイルの解約を決めた利用者の約4割が、KDDIの最低0円の割安プラン「povo」に乗り換える意向だ。

アンケートの内容は?

MMD研究所(東京都港区)が6月10〜13日まで、18〜69歳の男女2万5000人を対象に楽天モバイルのプランの利用実態を調べるアンケートを実施した。

このうちスマートフォンの利用者は2万2770人で、8%が楽天モバイルをメーンで使っているとした。楽天利用者は29%が「最低0円プラン」廃止を機に乗り換えを検討し、65%は継続すると答えた。

すでに乗り換え先を決めたのは364人で、うち最も多い37%がpovoと回答。通信料3GBで1628円からの「UQmobile」(9%)や3GBで990円の「LINEMO」(8%)が続いた。

ソフトバンクはポイント還元によって、LINEMOの利用料金を6ヶ月間実質0円にするキャンペーンを始めている。楽天の動きを受けて、乗り換えたい利用者の獲得競争が過熱している。

2台目以降のサブのスマートフォンとして楽天で契約し、今回で解約を決めた利用者の乗り換え先でも、povo(44%)が最多となった。