GAFAM 2020年2Q決算まとめ:株式市場狂い上げの行く末やいかに?

GAFAM 2020年2Q決算まとめ:株式市場狂い上げの行く末やいかに?

Alphabet Inc.(Google)

国内外の決算発表が一巡したところであらためて、デジタル社会を支配する「GAFAM」5社の2020年4~6月期決算を振り返る。

売上が最も大きいのはAmazonだ。今四半期は前年比40%増の889億ドルで、年末商戦の4Q(10~12月)を上回るほど売上が急増した。

Appleは596億ドル(前年比11%増)で7四半期ぶりの2ケタ増収だ。Microsoftが過去最高の売上となる380億ドル(前年比13%増)に拡大した。

一方、広告事業をメインとする2社には向かい風だ。Facebookは売上187億ドル(前年比11%増)で増収を維持したが、Google親会社Alphabetは前年比2%減の383億ドルと上場以来初めての減収となった。

4〜6月の営業損益はMicrosoftがトップで、前年比8%増の134億ドルを稼いだ。営業利益率でも35%と最も高い。Appleも131億ドル(前年比13%増)に2ケタ増益を果たしており、4~6月期(第3四半期)としては過去最高益を記録した。

これまで営業利益が最も小さかったAmazonだが、今四半期は前年比89%増の58億ドルに大幅増益を達成した。

Facebookは60億ドル(前年比29%増)で営業利益率は32%と高収益を続ける。Alphabetは64億ドルとFacebookよりも金額としては大きいものの、前年比30%もの減益に転じた。

新型コロナウィルス感染拡大が四半期通じて影響を及ぼした初の決算で、Alphabetのみが減収減益だった。Facebookを除く3社には完全な追い風だった。

Google:上場以来初の減収減益、クラウドは43%増収

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