あけましておめでとうございます。 新年第一号となる今回は、2021年に日本で上場した122社の中から特に注目したい企業を6社(無料版は3社)、ご紹介します。
その他の企業については年末年始の特集(前、中、後編)で改めてまとめています。こちらも併せて、ぜひご一読くださいませ。
Strainer
プロジェクトカンパニーは、「DX時代の総合商社」を標榜する企業。社名にもあるように「プロジェクト型社会の創出」を経営理念とし、ビジネスからマーケティング、UI/UXサービスという三つの領域で事業を展開する。
2018年6月に事業譲受したユーザビリティテストサービス「UIscope」が新規顧客開拓の起点。ユーザーの操作を録画し、その動画や音声、アンケートで結果を把握するというサービスで、2020年末までの導入実績は125社にのぼる。
興味深いのは、これが「ノックインツール」となりマーケティング及び事業開発へとアップセルを図るという戦略。マーケティング領域ではSNS運用支援やWebサイト改善、コンサルティングではDXなどを通じた事業の開発・変革支援を行う。
2020年度のクライアント数は109社。本年度上期には89社で、半年以上の連続受注を獲得している「ストッククライアント」は約60%だという。
国内のDX関連投資額は2030年には3兆円を超える見込み。2019年度の7,912億円から年平均13%の成長が予想されている。一方ではIT人材の所在は偏っており、多くの企業が社内では対応することが難しい。そこで生まれるのが、DXのアウトソーシング需要というわけだ。
クラウド録画カメラを提供するセーフィ。「クラウドモニタリング録画サービス」としては47.5%ものシェアを握り、課金カメラ台数は13.7万台。キヤノンやKDDI、NTT東日本、USEN、セコムなど名だたる企業と提携を結ぶ。
カメラは直接(41%)またはパートナー経由(59%)で販売。カメラ販売などに伴うスポット収益のほか、月額課金によるリカーリング収益を得る。2021年末時点でのARR(年次リカーリング収益)は56.5億円を見込む。
基本となる「Safie PRO」サービスのほか、建設現場や屋外でのDX推進に役立つ「Safie GO」「Safie Pocket」も提供。建物や部屋の出入り口向けアプリケーション「Safie Entrance」も展開する。
「現場DXプラットフォーマーへの進化」を掲げ、飲食、建設、小売業界においてさらなる浸透を図る。小売業界では防犯に加え、混雑状況の把握や無人店舗の実現などといった展望も。
国内の監視・モニタリングカメラ総稼働台数は約660万台。潜在的なものも含めると、国内で約2,863万台の成長余地、グローバルではさらに大きな拡大余地があるとする。
新卒向けの就活サイトとして近年急激にその存在感を高めた「ワンキャリア」。HR総研とみん就が行なった2022年卒学生の就職活動動向調査では、最も活用している就職ナビとして第二位(2年連続)に選ばれたほど。
仕事選びに関して意思決定の基準となるようなデータが少ないことを課題と捉え、「キャリアデータのプラットフォームをつくる」ことを掲げる。
求職者側からは「どんな企業を閲覧、お気に入り、エントリー、内定したか」、企業側においても「面接の実施時期、インターンの内容、選考の内容、求職者からの評価」などといった情報を集積する。
2022年度卒業予定の学生では、実に54.5%が登録するほど認知度の高いサービスに成長。法人取引累計社数は782社(前年比50%増)にのぼる。
「採用DX」を掲げ、昨年からはLIVE動画サービス『ONE CAREER LIVE』もスタート。オンライン企業説明会の開催にも対応し、採用活動のデジタルシフトを進めるプラットフォームとして異彩を放つ。
昨年6月からは中途採⽤メディア「ONE CAREER PLUS」を運営。どこからどこの企業にどういった動機で転職したかという転職履歴情報を公開することで、中途求職者がキャリアデータにアクセスすることを可能とする。
この招待キャンペーンも結構長いことやってるわけですが、いまいち新鮮味がなくなって来ました。
いやぁ、流石にちょっと『モレスキン ノートブック』1,000冊は買い過ぎましたね。このままでは全冊お配りできるのがいつになることやら。
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🍵 無限の彼方へ
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