おはようございます。 1882年の昨日、日本銀行が創立されました。
1877年に勃発した西南戦争で、政府は戦費を補うため大量の不換紙幣を発行。その結果、発生したのが激しいインフレです。1881年に大蔵卿となった松方正義が中央銀行の設立を提議し、日銀誕生に至りました。
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イーロン・マスクが経営する宇宙開発ベンチャー「SpaceX」が、株式のセカンダリー取引での評価額が1,000億ドルを超えたとCNBCが報じた。今年2月時点での740億ドルから、30%以上も膨らんだことになる。
重要な理由: 10億ドル企業が「ユニコーン」なら、1,000億ドルはその100倍。非上場ベンチャーとしてSpaceXはStripeを上回り、Bytedanceに次いで企業価値の大きな会社ということになる。
SpaceXには、目下二つの巨大プロジェクトがある。StarshipとStarlinkだ。
Starlinkは大量の人工衛星で地球上どこでもインターネットを使えるようにする野心的な計画。1,740個の衛星を打ち上げ済みだ。月額99ドルのパブリックβ版は、14か国に10万人を超える利用者がいる。
Starshipは人や物資を月や火星に運ぶための次世代ロケットで、すでに何度も短い試験飛行を行なってきた。今年8月には大型ロケット「Super Heavy」の上に初めて重ねられた。全長120mの超巨大ロケットとなる。
次の段階は周回軌道飛行。文字通り「軌道にのせる」ことだ。2023年にはZOZO創業者の前澤友作氏を乗せて、月への周回渡航を予定している。
前澤氏は今年末にも国産宇宙ステーションへ渡航するが、それは米スペースアドベンチャーズの顧客として。カザフスタンから打ち上がるロシアの宇宙船「ソユーズ」に搭乗する計画だ。
VRデジタル治療のBiPSEEは7日、プレシリーズAで2.5億円を調達した。BiPSEEはうつ病患者向けのVRデジタル治療薬を開発している。この調達で、プロタクト開発や臨床試験に注力する。
重要な理由: 医療分野におけるVR/AR利用は世界的に進む。市場規模は2026年には7億2390万ドルに達する見込み。日本でも、国立精神・神経医療研究センターがVRセラピーを開始するなど、新たな成長市場となってきた。
BiPSEEは2017年創業。精神疾患治療向けの「VRデジタル治療薬」を手がけるMedTechスタートアップだ。松村雅代CEOは心療内科医で、メンタル不調の治療の新たな選択肢として開発を進めている。
VRデジタル治療薬は医療機器プログラムの一種だ。
うつ病には、ネガティブな感情や事柄を繰り返し考える「反すう」という症状がある。VR空間での没入やインタラクションで、反すうを抑制するのに必要な自己肯定感を醸成するという。
今回の調達にリード投資家として参加したのはBeyond Next Ventures。ANRIやScrum Venturesもラウンドに加わった。BiPSEEは高知大学医学部との共同研究で臨床試験を進めている。
心の病を持つ患者は年々増えている。 OECDの調査によると、日本では2013年には7.9%だった有病率推定値が、新型コロナの流行が深刻化した2020年3-4月には17.3%に上昇した。こうした背景から、精神医療におけるVRの活用に期待が集まる。
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戦略コンサルティングファーム「マッキンゼー・アンド・カンパニー」。その中興の祖として知られるのがマービン・バウワーである。
バウワーは1933年にマッキンゼーに入社。創業者であるジェームズ・O・マッキンゼーから右腕として期待された。ところが、ジェームズが早逝したために事実上の経営トップとなり、その後のマッキンゼーを作り上げた。
端緒となるファームを創立したのはジェームズだが、今のマッキンゼーがあるのはバウワーのおかげといっていい。
こちらの記事では、マービン・バウワーの半生を中心にご紹介した。前編と合わせ、是非チェックしていただきたい。
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