Splunk Inc. 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 325億4430万5431 ドル
銘柄コード SPLK(NASDAQ)

Splunk Inc.は米国カリフォルニア州サンフランシスコに本社をおくテクノロジー企業。2003年創業。2012年4月にナスダックに株式を上場。「機械的データを組織の誰でも利用でき、価値のあるものとする」ことをミッションとして掲げ、データ収集プラットフォーム「Splunk Enterprise」「Splunk Cloud」「Splunk Light」などの製品を展開。

概要

Splunkは、マシンログ分析用のソフトウェアを提供する会社である。主力ソリューション『Splunk Enterprise』は、アプリケーション管理、IT運用、セキュリティ等、さまざまなユースケースで採用されている。2020年現在、Splunkは『Splunk Enterprise』のライセンス費用、『Splunk Cloud』の定期利用費用、メンテナンスサポート等を収益の柱としている。

マシンログ分析による経営層の意思決定サポート

Splunkは、IoT技術を駆使して、モバイル機器、自動車、医療機器等のデータを生成・取得し、リアルタイムに価値ある形で利用者へ提供することにより、経営層の意思決定をサポートしている。Splunkの使命は、組織内のすべての人がデータにアクセスでき、データに基づいた意思決定ができるようになることである。

Splunkのクライアントは、様々な活用方法でサービスを利用している。具体的には、インフラや運用管理、セキュリティやコンプライアンス、ソフトウェア開発と運用、アプリケーション管理などのケースに留まらず、経営分析、とりわけIoT技術により取得したデータの分析もSplunkの得意とするところだ。

主力ソリューション『Splunk Enterprise』

『Splunk Enterprise』は、データ収集、インデックス作成、検索、レポート作成分析、アラート、監視、およびデータ管理機能等の機能によって構成されるソリューションである。

Splunkのデータプラットフォームは、特許取得済みのデータ構造を使用している。この構造では、データの書き込み時ではなく読み取り時に柔軟に構造を作ることが出来る。画期的な点は、ユーザーがデータのクエリ(データベースに対する命令文)を実行するにあたり、データ収集やインデックス作成の前に、データの構造を、ユーザーが定義または理解する必要がない点である。というのも、従来のITシステムにおいては、ユーザーが収集前にデータの形式を確立する必要があり、専門性が必要とされたためである。

『Splunk Enterprise』を利用すると、クライアントはHadoopやAmazon S3などのデータソースに格納されているデータを相互に探索、分析、視覚化することが可能である。また、異常検出のためにスピーディーかつ拡張性のある形で大量のデータを処理し、機械学習も含む高度な分析を提供している。

クラウドサービス『Splunk Cloud』

『Splunk Cloud』 は、『Splunk Enterprise』をサービスとして確実かつ拡張性のある形で導入・管理することのできるクラウドサービスである。『Splunk Cloud』は世界中で利用でき、インフラストラクチャを購入、導入、管理する必要がないことを同サービスの強みとしている。

1つのSplunkインターフェイスで、クラウドとオンプレミス双方に保持されているデータを検索することもできる。『Splunk Cloud』を活用することで、パブリッククラウド環境だけでなく、クラウド環境とオンプレミス環境の”良いとこどり”のアプローチを取ることも可能となるのである。

今後の成長戦略

Splunkは、自社のサービスをデータからリアルタイムに経営意思決定に資する洞察を提供するための標準プラットフォームにすることを目指している。そして、それを実現するための戦略の重要な要素として次の6点を挙げている。

  1. 更なる技術力をの強化のために投資を行う。追加機能を提供するために、製品開発に多額の投資を継続する。また、クライアントにクラウドの良さをより伝えたり提供するために、積極的に投資する予定もある。

  2. パートナー関係を含む、直接または間接販売組織の拡大を継続し、販売能力を向上させ、市場での存在感を拡大させる

  3. 既存顧客に対するユースケースを増やし、クライアント企業全体の採用を推進する

  4. 基本となるユースケースと拡張ユースケースに対応するソリューションに重点を置くことで、価値提案を強化する

  5. ユーザーコミュニティとパートナーエコシステムを成長させて、ブランドの認知度を高め、新しいユースケースをターゲットにし、運用上のレバレッジを推進し、よりターゲットを絞った、より価値の高いソリューションを提供する

  6. データとSplunkを活用するエンタープライズアプリケーションの迅速な開発を可能にする豊富な開発者環境を引き続き提供する