ツルハホールディングス【3391】 プライム(内国株式)

ドラッグストア「ツルハ」を中心に、医薬品・化粧品・雑貨の販売、薬局運営、プライベートブランド商品の企画開発、通信販売、保険代理店業務などを手がける総合ドラッグストアチェーン。

ツルハホールディングス【3391】 プライム(内国株式)

ドラッグストア「ツルハ」を中心に、医薬品・化粧品・雑貨の販売、薬局運営、プライベートブランド商品の企画開発、通信販売、保険代理店業務などを手がける総合ドラッグストアチェーン。

事業内容

ツルホールディングスは、医薬品・化粧品・雑貨等の販売を行うドラッグストアチェーンを中心とした事業を展開しています。

同社グループは、ホールディング会社の「㈱ツルホールディングス」を中心に、14の連結子会社と1つの非連結子会社で構成されています。主な事業内容は以下の通りです。

「㈱ツルハ」は、薬局および店舗販売業を行い、医薬品等の販売やフランチャイズ店への卸売りを手がけています。「㈱くすりの福太郎」は関東地区で、「㈱ツルホグループドラッグ&ファーマシー西日本」は中国・九州地区で、「㈱レデイ薬局」は中四国地区で、それぞれ薬局および店舗販売業を展開しています。

また、「㈱杏林堂グループ・ホールディングス」はドラッグストア運営子会社の経営指導および管理を行い、「㈱杏林堂薬局」は静岡県内で薬局および店舗販売業を手がけています。

さらに、「㈱ツルホグループマーチャンダイジング」は同社グループ全般の商品調達や物流、プライベートブランド商品の企画開発、通信販売業務などを担っています。その他、保険代理店業務や不動産賃貸、酒類の通信販売、自動販売機の賃貸などの事業も手がけています。

このように、ツルホールディングスグループは医薬品・化粧品・雑貨等の販売を中心に、多岐にわたる事業を展開しています。地域に密着したドラッグストア展開と、グループ全体の商品調達や物流、通販事業などの機能を組み合わせることで、効率的な事業運営を行っています。

特集記事

経営方針

ツルホールディングスは、ドラッグストア事業を中心に、医薬品・化粧品・雑貨等の販売を行う企業グループです。同社は、経営理念である「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」のもと、地域のライフラインとしての役割を果たし、地域社会への貢献を目指しています。

2024年5月期の重点方針として、以下の6つの施策に取り組んでいます。

1. 収益性を重視した店舗展開戦略: ドミナント戦略の推進や出店におけるKPI管理の強化、既存店の収益力改善、M&Aを通じた地域展開の拡大などに取り組む。

2. 調剤薬局の新規開設推進と機能向上: 既存店舗への併設を中心とした調剤薬局の新規出店を推進し、ドラッグストアとの連携強化によるヘルスケアサポート機能の充実を図る。

3. プライベートブランドを通じた企業価値・競争力向上: 自社ブランド「くらしリズム」「くらしリズムMEDICAL」の開発・販売を推進し、大手メーカーとの共同開発や環境配慮型商品の開発などに取り組む。

4. デジタル戦略の推進とIT基盤の強化: 顧客データプラットフォームの活用やキャッシュレス決済の導入などを通じて、顧客満足度向上と新規顧客の獲得を図る。

5. 業績管理体制の構築を通じた経営効率向上: 販売管理費の低減や店舗オペレーションの効率化などに取り組み、グループ全体の経営効率向上を目指す。

6. サステナブル経営の推進: 人的資本経営の策定や、コーポレート・ガバナンス体制の充実により、長期的な企業価値向上を目指す。

これらの施策を通じて、2025年5月期の目標として、売上高1兆600億円、営業利益率5%、ROE10%の達成を目指しています。また、M&Aや資本・業務提携などを活用しながら、グループの企業価値最大化に注力していく方針です。