ツルハホールディングス 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 6350億9500万 円
銘柄コード 3391(市場第一部(内国株))

株式会社ツルハホールディングスは北海道札幌市に本社をおく企業。1929年、旭川市に鶴羽薬師堂を創業、1956年にツルハ薬局に屋号を変更した。1963年に株式会社化し、1989年には店舗数100店舗となる。1995年ジャスコ(現 イオン)と業務・資本提携。1999年店舗数が200店舗に達し、2001年東証二部、翌年一部に上場、グループ売上高が1000億円を突破。ドラッグストア事業ではツルハドラッグ、くすりの福太郎などをチェーン展開するほか、調剤事業、介護事業、通販なども展開。


事業内容とビジネスモデル

企業概要・事業内容

株式会社ツルハホールディングスは、医薬品・化粧品・雑貨等を販売するドラッグストアの経営指導・管理を行っている。株式会社ツルハでは、薬局及び店舗販売業に基づく医療薬品販売、フランチャイズ店への卸売販売を行なっている。グループは、ツルハホールディングスと連結子会社17社及び非連結子会社1社により構成される。

ツルハグループマーチャンダイジングは、グループ全般に係る商品の調達及び物流に関する企画・商談・調達業務、プライベートブランド商品の企画開発・促進業務、電話・インターネットでの通信販売業務を行っている。

くすりの福太郎は関東、ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本が中国・九州、レディ薬局が中四国、杏林堂薬局が静岡県内、広島中央薬局が広島県内で薬局及び店舗販売業に基づく医薬品等の販売を行なっている。

ツルハコーポレーション北北海道が北北海道、ツルハコーポレーション南北海道が南北海道、ツルハコーポレーション東北が関東甲信越、東北で店舗販売に基づく医療薬品等の販売を行なっている。

ツルハフィナンシャルサービスは、グループ内における保険代理店業務及び経営指導管を行なっている。その他、ツルハファーマシーが不動産賃貸業、ツルハ酒類販売が酒類等のインターネット通信販売、セベラルが自動販売機の賃貸及び飲料の販売を行なっている。

経営環境・経営方針

今後の経済情勢は、新型コロナウイルスの感染拡大による国内外の経済情勢への影響が懸念され、先行き不透明な状況が継続する。ドラッグストア業界においては、価格競争や出店競争の激化、業界を越えたM&Aや業務・資本提携などの業界再編の動きが加速すると想定され、厳しい経営環境が続くとしている。

このような状況の中で、ツルハホールディングスは「お客様の生活と豊かさと余裕を提供する」という経営理念のもと、美と健康に関する高い専門性を生かしたカウンセリングの充実に継続して取り組む。並びにプライベートブランド商品をはじめとする良質でお求めやすい商品の品揃えによる利便性の提供に努め、顧客に親しまれる身近で便利なドラッグストアを目指していくとしている。また、ドラッグストア業界の店舗網を背景に、ID-POSデータを活用したマーケティング施策の推進にも取り組んでいく方針だ。

重点方針

ツルハホールディングスは重点方針として、以下7つを掲げる。

第1は「収益性を重視した店舗展開戦略」だ。店舗地域への集中出店によりドミナント戦略を推進するとともにM&Aを含めた新規地域への展開拡大を図る。

第2は「高齢化や競争激化による商圏縮小への対応」だ。主力の郊外型・住宅地立地に加え、都市型・繁華街ちっちへの出店を推進するほか、食品売場の改装等を通じた利便性の向上に取り組む。

第3は「事業会社の経営効率化の向上」だ。物流センターの機能向上に加え、店舗における稼働計画策定業務の削減、人員配置最適化を目指したシステム導入による店舗作業改善を継続して推進し、販売管理費率の改善を図る。

第4は「グループ管理業務の集約による効率化」だ。グループの組織力と経営効率の向上を図る。そのために、管理部門を中心に業務の集約・一元化、コスト削減を進め、よりスリムな本社体制を構築し企業規模のさらなる拡大に対応するとしている。

第5は「プライベートブランドの商品力強化」だ。新たなプライベートブランド『くらしリズム』、『くらしリズムMEDICAL』の開発・販売を推進する。その上で、ツルハホールディングスグループを代表する優れた商品の開発とブランド育成を通じて企業価値の向上及び競争力の強化を図っていくとしている。

第6は「デジタル戦略の推進」だ。ドラッグストア業界最大の店舗網を生かし、店舗から得られる購買データ・消費行動データの蓄積と戦略的活用のためのデータ・マネジメント・プラットフォーム(DMP)を構築する。その上で、顧客満足度向上と新規顧客の獲得を図る新たなマーケティングの展開に着手する。

第7は「調剤事業の強化」だ。既存店舗への併設を中心とした調剤薬局の新規出店を推進する。調剤業務の機械化及び発注・在庫管理システムの強化により薬剤師の患者への服薬指導・健康維持サポートに、よりに注力できる環境の整備、薬剤師のスキルアップを図っていくとしている。

ツルハホールディングスは、2021年5月期に新規出店130店舗、閉店47店舗、期末店舗数2.333店舗を計画し、未出店地域への進出も視野に入れ、既存出店地域における一層のドミナント化を推進する。中期目標としては「2024年5月期3,000店舗・売上高1兆円」の達成、かつ高い成長成長を維持することを掲げている。その目標達成のために、重点方針を確実に実行し、方針に賛同する企業と資本・業務提携やM&Aも実施しながら、グループの企業価値の最大化に注力していきたいとしている。