売上高2兆円、総店舗数5,000店超。国内に、巨大ドラッグストア連合が誕生予定です。 イオン主導のもと、ウエルシアホールディングスとツルハホールディングスが2025年の経営統合を計画しています。実現すれば、業界大手マツキヨココカラ&カンパニーを規模で大きく上回る、国内最大のドラッグストアグループとなります。 それぞれ異なるルーツを持ち、M&A戦略を軸に成長してきた両社は、いかにして統合へと至ったのでしょうか。本記事では、両社の過去のM&Aの歴史を紐解くことで、その道程を振り返ります。 ウエルシアHD:関東から全国へ、M&Aによる版図拡大の歴史
近年、ドラッグストア業界では業界内ではM&Aや事業統合が活発化しており、大規模な連合が誕生する動きも見られます。 地域への密着を重視する企業、ヘルス&ビューティ分野の専門性を高める企業、常に低価格で商品を提供する戦略を採る企業など、それぞれの強みを活かし、多様な戦略を展開しています。 本記事では、これらの動向を踏まえ、日本のドラッグストア業界全体の戦略と特徴について概観します。 地域密着の健康ステーションを推進「ウエルシアホールディングス」
ドラッグストア業界で店舗数・売上No.1の「ツルハHD」がFY20通期決算を発表しました。
今回取り上げるのは、『マツモトキヨシ』を抜いて業界2位となったドラッグストアチェーン「ツルハホールディングス」です。
昨今、総合スーパーや百貨店が衰退を続ける中、コンビニとともに成長しているのがドラッグストアです。 成長している理由は、規制緩和が進んでいるもののまだまだ参入障壁があるため新規参入が難しく、医薬品や化粧品の利益率が高いためです。また、医薬品や化粧品で利益を確保しつつ、食品を安売りすることも行なっていることなどが考えられます。
2016年5月期の売上高は5275億円、経常利益は326億円。グループ企業に「くすりの福太郎」「レデイ薬局」などがあり、ドラッグストアチェーンを中心に展開。 連結従業員数は5939名であり、そのうち5116名が店舗に従事。