Paycom Software, Inc. 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 230億5139万7000 ドル
銘柄コード PAYC(NYSE)

Paycomソフトウェア株式会社(Paycom)がサービス(SaaS型)などのソフトウェアとして提供クラウドベースの人材管理(HCM)ソフトウェアソリューションのプロバイダーです。当社のソリューションは、人材の獲得、時間や労務管理、給与計算、人材管理と人事(HR)管理アプリケーションを含むすべてのHCM機能、のための単一のデータベースで管理レコードのシステムに基づいています。タレントの買収は、電子検証し、税額控除サービス、オンボーディング、申請者の追跡が含まれています。時間と労務管理は、時間と出席、スケジューリング/スケジュール交換、タイムオフ要求、労働配分や労働管理レポート/報告プッシュが含まれています。給与は、給与と税管理、Paycomの給与、経費管理、飾り管理とGLコンシェルジェが含まれています。人材管理、従業員セルフサービス、エグゼクティブ・ダッシュボードとPaycom学習が含まれています。人的資源管理は、文書やタスク管理、政府とコンプライアンス、および利点の投与を含みます。


事業内容とビジネスモデル

沿革・会社概要

Paycom Software, Inc.(ペイコム・ソフトウェア)は、米国オクラホマ州に本社を置く、人的資本管理(HCM)ソフトウェアを提供するSaaS企業。採用から退職までの雇用ライフサイクルの管理に必要な機能を企業に提供する。1998年に設立され、2014年に株式上場した。

事業内容

Paycomのユーザーフレンドリーなアプリケーションは、給与と人事情報を一元管理したデータベースを記録システムにしているため、複数のデータベースの管理による情報の欠落やコンプライアンスエラーを最小限に抑えることができる。従業員の給与計算やその他の人事データを正確に追跡・管理することで、包括的で一貫性のあるレポートを作成することが可能である。

リアルタイムなデータ分析機能で、日常のビジネスイベントの内容を把握し、情報に基づいた意思決定を容易にする。従業員がクラウド上でHCM活動の自己管理ができるため、企業の管理コストを削減し、人材管理をより効果的に行うことが可能となり、生産性を向上させる。

ターゲットとするクライアントの規模は50名〜5,000名とされる。SaaSの提供価格は、従業員数と利用するアプリケーションの数に応じて決定される。これによりクライアントは、成長に合わせて新しいソフトウェアに移行したり、事業規模が縮小した際にはHCMニーズに合わせたサービス調整を行うことができる。

アプリケーションとツール

PaycomのHCMソリューションでは以下の、人材獲得、労務管理、給与計算、人材管理、人事管理のカテゴリに分類されるアプリケーションとツールを提供している。

人材獲得

求人情報の配信から新入社員の採用に至るまでのプロセスを簡素化する『応募者追跡』、人材紹介会社のコストをかけずに、オンラインデータベースを介して潜在的なトップ候補者を追跡できる『候補者追跡』、『身元調査』アプリなどを揃える。

労務管理

給与計算と連動したWebベースのタイムカード管理を実行できる『勤怠管理』、承認や拒否を自動化した『スケジューリング・シフト交換』や『休暇申請』アプリなどを揃える。勤怠管理や従業員の居場所の管理・確認のための『地理位置情報トラッキング』機能も利用できる。

給与計算

『給与計算』アプリは、従業員情報の変更に合わせて自動的に更新され、バッチ編集や有効期限の設定など、時間を節約する機能を提供する。『Paycom Pay』は、Paycom銀行口座から顧客の従業員に小切手を発行することで、小切手の照合という面倒でリスクの高い仕事を排除できる。従業員が領収書をアップロードする『経費管理アプリ』や『マイレージトラッカー』などのアプリも揃える。

人材管理

『従業員セルフサービス』では、従業員が特定の取引を自己管理したり、給与計算や人事に関する質問の回答を得ることができる。給与履歴、業績目標や 評価、福利厚生情報や有給休暇の状況の確認がモバイルアプリからできる。『パフォーマンス管理』アプリでは、会社の目標と従業員の目標を一致させて、評価プロセスをオンラインで円滑に合理化することができる。

『マイアナリティクス』アプリは、様々なレポート形式で、経営陣が人的資本の意思決定のために必要な労働力のインテリジェンスを提供する。機械学習により、離職のリスクがある従業員を予測できる『雇用予測レポート』も利用できる。

『Paycom学習管理』アプリでは、従業員の特定のスキルと習得度を計ることができるレッスンツールを作成・使用できる。また、Paycom独自のeラーニングコンテンツを別途購入して、従業員に必要な学習コースへのアクセスを求めることもできる。

人事管理

『マネージャー・オンザゴー』は、上司や管理者が、従業員の休暇や経費精算の承認、スケジュール管理などのタスクをワンステップで行うことで、人事担当者の負担を軽減することができるツールである。

『Ask Here』は、従業員がセルフサービスで、担当者に仕事に関する質問をしたり、タイムリーに回答を受け取ることができるツールで、従業員のエンゲージメントを高めることを促進できる。

デジタル署名を利用した『文書とチェックリスト』アプリ、『福利厚生管理』アプリ、雇用主が職場の問題について従業員からフィードバックをもらえる『アンケート調査』アプリなども用意されている。

クライアントサービスモデル

Paycomは、2万6,500社を超えるクライアントの490万人以上の従業員データを保存している(2019年12月時点)。2017〜2019年の既存顧客からの年間収益維持率は、91%〜93%に増加しており、継続して高いクライアント満足度を実現している。

顧客維持の取り組みの一環として、各クライアントに専任チームのスペシャリストを配置し、業界をリードするパーソナライズされたサービスを提供している。特定の顧客に割り当てられたサービススペシャリストが、ISO 9001:2015の認証を取得した専門家レベルの個別サポートを行う。この1対1のサービスは、Paycomのクライアントサービスモデルの重要な部分であり、業界をリードするソリューションを提供し、高いクライアント満足度を維持するために役立っている。

新規クライアントには、新規顧客設定の専門家チームと営業担当がセットアップを担当する。その後、移行スペシャリストのチームが、すべての従業員がシステムについて十分なトレーニングを受けていることを確認でき、顧客が独立して管理できるようになるまで密接にサポートする。さらに、専任のCRR(クライアント・リレーションズ・レプレゼンター)とサービススペシャリストが継続サポートを行う。

CRRはクライアントとの関係を維持するだけでなく、追加のアプリケーションを紹介し追加販売することで売上に貢献している。また、CRRによる顧客との1対1の交流において、アプリケーションや機能に関するニーズをヒアリングすることは、Paycomのソフトウェア開発プロセスの重要な要素となっている。

成長戦略

既存市場でのプレゼンスを高め、追加市場への拡大を図ることで、PaycomのソリューションをHCM業界のスタンダードとして確立する戦略を描く。新たな営業拠点の開設と営業チームの拡充を継続し、長期的には国際市場への進出も視野に入れる。同時に、大規模な顧客をターゲットとした成長戦略を実行し、ソリューションの強化と拡大を図っていく。また、現在の顧客への追加アプリケーションの販売を拡大し、顧客満足度の高いレベルを維持するための取り組みに投資を続ける。

特に大規模クライアントの獲得は、サービスを提供する顧客数を増やし、限られた増分コストで顧客一人当たりの収益を増加させるための大きなチャンスであると考えている。米国27州に50の営業チームを擁しているが、米国市場でのプレゼンスをさらに拡大するために追加の営業拠点を開設する予定である。積極的な調査と顧客からのフィードバックに基づく、ニーズに対応した新しいアプリケーション、機能強化、学習コースの開発に引き続き投資を集中させる。