Gunosy 事業内容・ビジネスモデル

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時価総額 217億4600万 円
銘柄コード 6047(市場第一部(内国株))

Gunosyは東京六本木ヒルズに本社をおく企業。
2012年に設立され、情報キュレーションアプリ「Gunosy」をiOSとAndroid向けに公開。
2013年には100万ダウンロードを突破し、Gunosy Adsの配信を開始。
2014年には海外版やアドネットワークも開始。
2015年東証マザーズに上場し、1000万ダウンロードを突破。ネット上の情報を独自のアルゴリズムで収集し、評価付けを行う。

事業内容

Gunosyグループは「情報を世界中の人に最適に届ける」を企業理念に掲げている。

インターネット上に存在する膨大な量の情報の中から、ユーザーの興味・関心にあわせてパーソナライズ化された情報を配信する情報キュレーションサービスが中心である。その他メディアの開発及び運営と、これらのメディアを通じたメディア事業を展開している。

急速な通信インフラの発達やスマートフォンの普及、また、ソーシャルネットワーキングサービス等の普及により、流通する情報量は急激に増加している。しかし、ユーザーが閲覧(消費)できる情報量には限りがあり、必要とする情報が必要な人々に適切に届けられていない状況が生じているのが課題である。

これらの課題を解決するための重要なツールとして、従来から「Yahoo! JAPAN」や「Google」等の検索エンジンが広く普及している。一方で、ユーザー自身が自らの興味・関心を認識していない場合や、個人の検索スキルが不足している場合、検索エンジンでは必要な情報にたどりつくことができないと考えられている。

このような環境の中、Gunosyグループが提供する情報キュレーションサービス『グノシー』、『ニュースパス』及び 『LUCRA(ルクラ)』は、「網羅性」、「速報性」、「パーソナライズ性」の3点に着目している。多くのニュースサイトやブログ等にある膨大な情報群から、アルゴリズムによる機械学習によってユーザーの興味・関心を分析・学習し、ユーザーの求める情報を配信している。

また、Gunosyグループにおいては、子会社である株式会社ゲームエイトが運営する総合ゲーム攻略情報メディア「Game8」等、他のメディアの運営を通じた情報配信も行っている。Gunosyグループは、「グノシー」等のメディアサービスによる情報配信を通じてユーザー数を拡大するとともに、ユーザーの興味・関心に関するデータを蓄積している。

さらに、インターネットの通信容量の拡大に伴い、インターネット上のコンテンツの動画化が一層加速している。 「グノシー」等のメディアサービス内において、ユーザー関与型ライブ動画コンテンツの制作・配信・収益化等、コンテンツ拡充による更なるユーザーの獲得、広告収益の増加と新たな収益基盤の拡大に取り組んでいる。

広告配信サービス

Gunosyでは広告主に広告商品『Gunosy Ads』を提供している。「グノシー」、「ニュースパス」及び「LUCRA(ルクラ)」上に広告を掲載することが可能となっている。

これらを通じて独自に蓄積されたユーザーデータ(記事閲覧履歴、ユーザーの登録した興味・関 心カテゴリ等)を活用し、広告主の商品やサービスとの親和性が高いユーザーに広告配信を行うことが可能となっている。

メディアにおける広告配信モデルとしては、クリック数が保証された一定回数クリックされるまで広告掲載を行うCPC課金型方式がある。 さらに、インプレッション数が保証された一定回数表示されるまで広告掲載を行うCPM課金型方式がある。

これら2つの方式により広告主から広告収入を得ており、その他のメディアにおいても、広告配信を行うことで、広告収入を得ている。

アドネットワークサービス

Gunosyグループの強みは、ユーザーの興味・関心を分析し、日々学習することと位置付けている。

これらによって蓄積されたデータは、Gunosyグループのサービス「グノシー」、「ニュースパス」及び「LUCRA(ルクラ)」上での広告配信のみならず、他のメディアの広告効果を高めるものと考えられている。

このような考えに基づき、Gunosyグループはスマートフォンに特化したアドネットワーク(複数の広告配信可能なメディアを束ねて広告を一括して配信する仕組み)を構築し、広告主の広告効果を高める広告配信を行っている。

マーケティングソリューションサービス

Gunosyグループが運営しているメディアサービス上で、顧客の商品やサービス等の販売を促進するソリューションサービスを顧客に提供している。

経営の基本方針

Gunosyグループは「情報を世界中の人に最適に届ける」を企業理念に掲げている。

インターネット上に存在する膨大な量の情報の中から、ユーザーの興味・関心にあわせてパーソナライズ化された情報を配信する情報キュレーションサービスが中心である。さらに、その他メディアの運営と、これらのメディアを通じたメディア事業を展開している。

今後も、既存サービスの逐次改善と新規サービスの開発によりユーザーの利便性を向上させることを通じて、企業価値並びに株主価値の向上を目指している。

目標とする経営指標

Gunosyグループは、アクティブユーザー数と総滞在時間の拡大による全社売上高の拡大を経営上の重要な指標と位置づけ、企業価値のさらなる増大を目指している。

また、営業上の指標として、各サービスにおけるMAU (Monthly Active User/月間あたりのアクティブユーザー数を指す)や、1ユーザーあたりの収益性等を重視している。

メディア事業の成長に向けて、Gunosyグループではメディア価値と広告商品価値の向上に取り組んでいる。各メディアにおけるメディア価値の指標として主にMAUなどのアクティブユーザー数と総滞在時間を重視し、メディア価値・広告商品価値の共通指標として1ユーザーあたりの収益性を重視している。

中長期的な会社の経営戦略

Gunosyグループは、創業以来、情報キュレーションサービス「グノシー」、「ニュースパス」及び「LUCRA(ルクラ)」を始めとしたメディアサービスの開発・運営を行っている。

情報の収集・整理を、人の手ではなく、アルゴリズムを含む人工知能のテクノロジーで代替することで、収益性と中立性の高いメディアづくりを行っている。 2012年11月の設立以降、広告宣伝活動を積極的に行い、ユーザー獲得を推進し、蓄積されたユーザーデータを基に、日々ユーザーインターフェース/ユーザーエクスペリエンスの改善を行ってきている。

2013年11月からは広告配信を開始して収益化に踏み切り、継続的な広告宣伝活動への資金投下が可能な事業環境を構築している。

Gunosyグループは2020年8月現在、「グノシー」、「ニュースパス」及び「LUCRA(ルクラ)」、総合ゲーム攻略情報メディア「Game8」の運営に加え、動画コンテンツの制作・配信やクーポン情報の配信など配信する情報領域を拡張している。

これらにより、更なるユーザーの獲得、広告収益の増加と新たな収益基盤の構築に取り組んでいる。

我が国のインターネット利用環境及びスマートフォン保有者の割合は引き続き拡大を続けている。そんな中、インターネット広告市場において、新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う一部顧客の広告自粛及び広告予算縮小が発生した影響を受け、Gunosyグループにおいてもメディア事業の収益性の低下が見られている。

さらに、中長期での持続的な成長に向け、メディア価値・広告商品価値向上の取り組みを行っている。とりわけ、2020年4月にGunosy広告ガイドラインを刷新し、広告審査を厳格化したことから、広告出稿量の一時的な減少が発生している。

反面、巣ごもり消費や在宅勤務など、新たなライフスタイルの浸透が進んでいることを背景に、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)と呼ばれるデータとデジタル技術の活用ニーズは急速に高まっている。 そのため、Gunosyグループが保有しているデータ分析及びアルゴリズム開発の技術及び知見を新たな収益に繋げる機会も急速に高まっていると考えている。

これらの環境を踏まえて、Gunosyグループでは、これまで培ってきたアルゴリズム開発の技術や、収益性の高いメディア運営のノウハウを活かし、社会的な課題を解決できる独自のサービスの創出に取り組んでいる。

具体的には、既存事業であるメディア事業においてはメディア価値・広告商品価値の向上による収益性の改善に取り組みである。これにより安定的なキャッシュの創出及び将来的な再成長に向けた基盤構築に注力していく方針である。

また、新規事業においては特にDX分野における社内での新規事業の創出を推進すると同時に、社外投資による成長機会の取込みを積極的に行っていく方針である。