業務ソフトをクラウドで提供する企業のリストです。大手からデータ基盤・開発ツールの専業まで含みます。
昨日に引き続き、11月の急騰銘柄について一つピックアップしてご紹介する。今回着目するのはSaaS領域だ。 次に示すのは、SaaS関連企業の直近一カ月における上昇率ランキング。使用量ベースの課金となる企業も含め、クラウド経由で製品を提供する企業を入れてある。実に20社以上が前月比で20%を超える上昇率を記録した。 そのうちフォーカスするのは、トップにランクインした「Elastic」。Web開発者にはお馴染みの全文検索エンジンである『Elasticsearch』をオープンソースで展開する企業だ。
セールスフォースが11月29日、8〜10月期決算を発表。売上高は前年比11%増の87.2億ドルに拡大した。営業利益は15億ドルを超え、同じく226%増。半年までとは全く違う収益性である。 マーク・ベニオフCEOは「黒字成長」を重視する方針を再度強調。売上規模で三番目に大きなエンタープライズソフトウェア企業であること、「AI CRM」としてはNo.1であることをアピールした。 業績が改善する中で、株式市場からの反応も上々だ。決算発表翌日の株価は1日で9.4%の高騰。ここ一か月では20%を超える上昇率となっている。
Zoom Video Communicationsが11月20日、2023年8〜10月期決算を発表。売上高は前年比3.2%増の11.4億ドル、営業利益は同じく155%増の1.7億ドルだった。 売上高は会社予想の上限を上回り、時間外株価は一瞬だけ5%を超える上昇を示した。しかしその後は勢いが削がれ、足元ではわずかに0.5%の上昇となっている。 Zoomは今年10月にカンファレンス「Zoomtopia 2023」を主催。同社の顧客や製品のイノベーションなどを発表、新たなAI機能など取り組みを社外にアピールした。
2023年に入り、株式市場での評価を大きく高めている企業がある。アプリの収益化ソリューションなどを手がける「AppLovin」だ。 AppLovinは2011年に設立され、2021年前半に新規上場を果たした。同年末からは株価が転げ落ち、2022年末にはピーク時の十分の一以下まで下落。時価総額は30億ドル台に落ち込んでいた。 ところが2023年に入り、AppLovinの業績が急改善。株価は昨年末の底値から約4倍に高騰した。先日の決算でも一時20%近い急騰となったがすぐ元通りになった。
サーバー監視・分析サービスを運営するDatadogが11月7日、2023年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比25%増の5.48億ドルと成長が続き、営業損失が423万ドルに縮小した。 決算発表後、株価は一日にして28.5%もの急騰。損益が予想を上回ったこと、10〜12月期の予想が力強いことなどが理由として挙げられる。 Datadogもまた、コロナ禍における大人気銘柄の一つだった。2020年初めから2021年11月までにかけ、株価は五倍以上も上昇。その後は半分以下に急落した後、今に至るまで上昇と下降を繰り返していた。
マイクロソフトが10月24日、2023年7〜9月期決算を発表。売上高は前年比13%増の565億ドル、営業利益は同じく25%増の269億ドルだった。営業利益率は47.6%に高まった。 決算発表後の時間外株価は執筆時点で約4%の高騰。2.46兆ドルの時価総額は、一瞬で1,000億ドル近くも増大したことになる。 サティア・ナデラCEOは声明で、AIアシスタントツール「copilot」について触れ、次のように述べた。「copilotを通じて我々は、あらゆる現実の人々や事業者のためのAI時代をつくっている」
大手テクノロジー企業の一つ、Adobeが株式市場における評価を高めている。 同社はPhotoshopやIllustrator等のソフトウェアで知られ、世界中のクリエイティブに携わる人達が使う。さらに現在は、「生成AI」周りでの打ち手を積極的に進めている。 株価は年初来57%もの上昇、一年前からは倍増した。それでも2021年末のピーク時と比べると23%減。株価収益率は50倍に迫り、一般的な水準で見て評価が低いわけではない。
SaaSの代表企業であるSalesforceが8月30日、2023年5〜7月期決算を発表。 売上高は86億ドル(前年比11%増)と拡大基調が続く。驚くのが営業利益で、前四半期の三倍を超える14.8億ドル。株式報酬費用などを控除したものではなく、GAAP(一般会計原則)による正真正銘の営業利益である。 グラフで見ると、その変化は一目瞭然だ。
オンライン動画会議ツールで知られるZoom Video Communicationsが8月21日、2023年5〜7月期決算を発表した。 売上高は11.4億ドル(前年比3.6%増)だったが、グラフにしてみると今四半期で加速したように見える。営業利益は1.78億ドル(同46%増)と大きく拡大した。 決算発表後の時間外株価は好感を見せ、一時7.8%にのぼる上昇。もっとも、それほどのサプライズではなかったためか、執筆時点(22日午前9時)では3.8%高と落ち着いている。
ワークマネジメントツールのMonday.comが、マルチプロダクト戦略による成長を続けている。 同社は「Work OS」を標榜し、人々がより効率よく働くためのツール群を提供する。プロジェクト管理からCRM、開発者向けなど、展開する製品領域を成長とともに広げてきた。 重かった販売費用も対売上比で圧縮され、すっかり黒字化が近づいたように見える。先日発表された4〜6月期決算で、売上高は前年比42%増の1.76億ドル。営業損失は1,200万ドルだった。