成長鈍化に赤字転落「Zoom」巣篭もり特需の寵児に何が起こっているのか

成長鈍化に赤字転落「Zoom」巣篭もり特需の寵児に何が起こっているのか

Zoom Video Communications

オンライン会議ツールのZoom Video Communicationsが業績悪化に直面している。2月27日に発表された決算で、昨年11月〜今年1月の売上高は11.2億ドル(前年比4%増)だった。

それ以上に際立つのが収益性の悪化だ。四半期の営業損失は1.3億ドルと、およそ三年ぶりに赤字に転落した。株価は2020年10月をピークに七分の一以下という下落が続いている。

Zoomのような「サブスク」ビジネスにおいて、売上が維持されている限りは変なコストさえ踏まなければ黒字は維持できるはずだ。しかし実際は赤字に転落。一体、何がどうなればこうなるのか。

同社の決算報告を紐解くと、そこにはZoomが持つ事業の特質が絡んでいることがわかる。今回は、経営陣が随所で語った内容を中心に、同社の現況と今後の展望についてまとめる。

個人向け逆風が続くも解約率は改善

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