三井住友、796億円でSBIに1割出資 金融アプリ共同開発
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三井住友フィナンシャルグループ(FG)とSBIホールディングス(HD)は23日、資本業務提携すると発表した。三井住友が7月に第三者割当増資で796億円を出資し、SBI株の9.91%を保有する大株主となる。
なぜ?
両社は2020年4月にも資本業務提携を公表し、三井住友FG側がSBIHD傘下のネット証券に出資した。今回は互いの持ち株会社が資本提携することで、両グループ全体での連携をより円滑化する狙いだ。
何をする?
まずは三井住友銀行と三井住友カード、SBI証券が協業し、個人向けの新しいデジタル金融サービスを2022年度中に提供する。
具体的にはスマートフォンのアプリを基盤として、銀行口座やカード決済、オンライン証券を両社の顧客が「シームレス」に利用できるサービスを構築するという。
3社は合計で8550万人の個人顧客を抱える。個人向けの金融領域では「本邦No. 1の共同経済圏を持つことになる」(三井住友FGとSBIHD)としている。
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