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2022年11月29日 12:36
環境と人権に考慮された「All inclusive bag」が発売開始
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岡山県の生産者と視覚障害者・車椅子ユーザーとともに開発したバックが12月3,4日開催のポップアップイベント(六本木)にてリリースいたします

SOLIT株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:田中美咲、読み:ソリット)は、多様な人も、動植物も、地球環境も、誰もどれも取り残さない「オールインクルーシブな社会」の実現を目指しています。この度、岡山県倉敷市を拠点にサステナブルファッションに携わるブランド「land down under」とともに、近年の表層的な「サステナビリティ」に対して問題提起をし、私たちが求める「サステナブルファッション」の理想系を実現するために協働することを決めました。

WEB:https://solit-japan.com/

■目次

・All-inclusive bag(オールインクルーシブバック)とは
・商品の7つの特徴
・12/3,4 六本木にてポップアップイベント開催
・開発を行う2社からのコメント 運営会社について

■All-inclusive bag(オールインクルーシブバック)とは

「All-inclusive bag(オールインクルーシブバック)」は、多様な人も、地球環境も共に考慮されたオールインクルーシブな社会を実現するために誕生しました。

企画段階から、これまで製品企画・製造・販売・回収やリサイクルなどサプライチェーンの循環の中に参加できていなかった方を巻き込む「インクルーシブデザイン」の手法と、より生産背景を透明化し、かつ同一地域内で完結させ環境負荷を極力軽減する「循環する服づくり」を実践することで、拡張されたサーキュラリティを実現するアイテム開発を目指しました。

現在ファッション産業で謳われている「サステナブル」は、素材や回収システムといったサプライチェーンの一部分の改善に止まるものが多いように思います。私たちは、サプライチェーン全体で環境負荷を減らすだけでなく、ステークホルダーの人権が守られ、さらには「生み出すほど社会・地球がよりよくなる」ことをいかにして実現するかが重要だと考えています。

そして、その循環により広く多くの人の参加を可能にするために、意識の高い一部の人のものになるのではなく、多様な人が関われるものづくりにこだわって、アイテムを開発しました。

■商品の7の特徴

1)素材を単一素材に近づけ、リサイクルのしやすい設計に。
バッグ本体は、内袋やパイピング、肩紐、縫い糸まですべてコットン100%。金属部品とファスナー以外を可能な限り単一にすることで易リサイクル性を高め、リサイクルにかかるエネルギーの削減や、不必要に新たな天然資源の採取・使用をすることを減らし、廃棄物を出さない設計にしています。

2)生産を、可能な限り(岡山県倉敷市)地域内で完結。
 生地は岡山県倉敷市にある老舗帆布メーカー・株式会社タケヤリの9号帆布を採用。縫製は同じく倉敷市にある株式会社アマキ(つむぎ)と就労継続支援B型事業所 nui、染色も倉敷市にある株式会社 浦上染料店で行い、環境負荷を含む輸送コストを減らすと共に、地域経済の促進をはかります。)

3)受注生産で必要分のみ生産をする
必要以上の生産は大量の廃棄を生んでしまうことから、私たちは依頼があってからようやく生産を開始し、使う人が存在するもののみを生産しています。これにより、できる限り廃棄を前提としない生産を行います。

4)経年変化を楽しみながら、丈夫で永く使える帆布生地
帆布は昔、船の帆に使われていたような丈夫な布であり、使うたび、洗うたびに風合いが増していき、経年変化を楽しむことができます。なかでも「9号帆布」を採用したことで、カジュアル過ぎない表情でさまざまなシーンで活躍する、できる限り長く使っていただけるバッグを実現しました。

5)「規格外」の帆布を活用
あらゆる生地工場で、質の高い製品をつくろうと試みる代償に、キズのある「規格外生地」が生まれています。通常は安価に買い取られてしまう「規格外生地」を、私たちは生産された工場が提示した適正価格で買い取理、活用しています。

6)ニーズドリブンでの開発
商品開発の方向性として、トレンドや流行に合わせたアイテムやデザイナーが開発したいものを開発するのではなく、あくまで既存の製品において課題を感じている人とともに、その課題を解決したものを生み出すことを重要視しています。

7)視覚障害者、車椅子ユーザーとともに開発
見えない方、見える方、手に麻痺がある方、普段車椅子を使う方、白杖を使う方など、「バッグ」の活用方法や求めるものが異なる人たちとともに、現状の課題やアイデアを出し合い、その声を反映させて開発を行いました。

機能 1:自立するバッグ。床上、机の上、膝上でも安定して使えるように。 電車の中で椅子に座った時や、車椅子で移動する時、太ももの上にバッグを置くことが多いバッグ。そこで、十分なマチを確保することで、膝上で安定して自立した状態を保ち、移動時に揺れても落ちにくいように設計しています。

機能 2:何がどこにあるのかわかりやすくするための多用な仕切りや収納スペース パソコンや水筒、貴重品など、外出する機会が多い方にとって「手に感覚がなくても、どこに何が入っているか場所で覚えることができる」「すぐに取り出すことができる」ことが重要であることがわかりました。開発の段階で見えない人、手に麻痺がある人とともに、「どこに何を入れるか」「取り出しやすさ」などを検証してポケットのサイズ・位置・数を設定しています。

機能 3:太ももの横幅以内、胸元以下。雨の日には肩にかけても斜めがけでも。 電車やバス、車椅子に乗る時に、使いづらくならないように、じぶんの太ももの横幅よりも小さい横幅。また、片手で買い物をしたバックや白杖、そして雨の日は傘を持つ時に、ショルダーにしたり肩から下げることができるなど、さまざまな使い方が行いやすいようにデザインをしています。

■12/3,4 六本木にてリリースイベントを兼ねたポップアップイベント開催

開発した2社(SOLIT・land down under)のそれぞれの商品の展示販売、そして今回初お披露目となる商品の予約販売を行います。また、サステナブルファッションの課題や、その解決策としてAll-Inclusive Bagではどんな方法をとったのか、2社がかけた想いやこだわりなどをお話しし、参加者の皆様とサステナブルファッションについて考えるセッションももうけております。

開催日: 12/3 12:00-19:00、12/4 11:00-19:00

会場:
um cafe
〒106-0032 東京都港区六本木 4-10-11 八卷ビル1F
六本木駅 大江戸線 6番出口より徒歩2分 / 日比谷線 1C出口より徒歩5分

セッション開催時間:
#1 12/3 14:00-14:40
#2 12/3 17:00-17:40
#3 12/4 14:00-14:40
#4 12/4 17:00-17:40

参加方法:
参加は無料・ご自由にご来場いただけますが、セッションには人数に制限がありますので、チケットのご購入をおすすめいたします。当日参加も可能ですが、座れない可能性があります。
 ➡︎ご予約はこちらから:https://solitxldu-popup.peatix.com/

■開発を行う2社からのコメント

SOLITの想い
SOLIT!には多様な人と衣服の機能に関する研究をしているため、それらをもとに開発ができます。しかし、だれでも手の届くものにしようとした時に、環境負荷を考えた国内生産を実現できていませんでした。生地の段階まで生産背景の透明化を実現することで徹底したサステナブルを目指したいという想いがあります。そこで、透明性の高い生産のあり方を実践しているland down underとの協働は私たちの理想でした。

land down underの想い
land down underのアイテムは、いわゆる健常者が性別や世代を問わず穿けるものです。しかしながら、SOLIT!と出会い、私たちが大切にしているサーキュラーエコノミーを軸としたものづくりの先に実現される「循環」は、まだ小さい範囲だったかもしれない、と感じました。より拡張されたサーキュラーエコノミー/循環のあり方を求めて、SOLIT!とインクルーシブデザインを実現した服づくりを経験したいという想いが芽生えました。

■運営会社について

SOLIT株式会社は、誰もが「違い」をありのままに受け入れ、健全に共存できる「All inclusive経済圏」の実現を目指す、オールインクルーシブライフスタイル企業です。第一弾として、誰でも、そして特徴的な体型の方も着脱しやすく、部位ごとに好きなサイズや丈を選ぶことができるセミパーソナライズのファッションGN AWARD2022」にて最優秀賞を受賞。

社名 SOLIT株式会社(SOLIT, Inc.)
代表 田中 美咲
住所 〒151-0053 東京都渋谷区代々木5丁目67−8
設立日 2020年9月15日 WEB/SNS WEB:https://solit-japan.com/ Instagram:https://www.instagram.com/solit.japan/ facebook:https://www.facebook.com/solit.japan twitter:https://twitter.com/solit_japan

代表プロフィール
代表取締役CEO 田中美咲(たなかみさき) 1988年生まれ。立命館大学卒業後、東日本大震災をきっかけとして福島県における県外避難者向けの情報支援事業を責任担当。2013年8月に「防災をアップデートする」をモットーに「一般社団法人防災ガール」を設立。第32回 人間力大賞 経済大臣奨励賞 受賞。Sparknewsが選ぶ世界の女性社会起業家22名に日本人唯一選出、優勝を果たす。2018年2月より社会課題解決に特化したPR会社である株式会社morning after cutting my hair創設、代表取締役。2020年9月より、「オール・インクルーシブ経済圏」を実現すべくSOLIT株式会社を創設、代表取締役。

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本試着会のご取材希望など、本プロジェクトに関するお問い合わせ先
mail:solit.japan@gmail.com