IBM、AIで脆弱性が「見つかりすぎた」企業に年100万ドルの修理工場

IBM

システムの穴が見つかるのは、本来なら歓迎すべきことです。ところがAIが穴を見つける速さに、直す側が追いつかなくなりました。IBMが2026年4〜6月期に立ち上げた新商売は、この「見つかりすぎる」状況を逆手に取ったものです。ウォール街の大手金融機関が開始早々に名を連ねています。

同じ四半期、IBMは決算を事前に下方修正しました。AIインフラの奪い合いに予算を持っていかれ、大型契約が期末に消えたためです。AIが生んだ不安を商売に変える一方で、AIブームの巻き添えも食う。守りの新商売はどう成り立ち、消えた契約はなぜ戻ってきたのか。

AIで壊される前にAIで直す商売

4月上旬、AIモデル「Mythos」の登場でセキュリティ担当者の仕事が変わりました。自社システムの穴が次々と見つかる一方、塞ぐ手が足りません。IBMはここにRed Hatとともに新商売「Lightwell」を持ち込みました。穴を見つける側が速くなったぶん、直す側を丸ごと請け負う商売です。

中身はオープンソースソフトの修正済みパッケージで、料金は年100万ドルです。開始から2週間で7500以上のパッケージを用意しました。Bank of America、JPMorganChase、Goldman Sachs、Visa、Mastercardなど金融大手が早速契約しています。

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または

人気記事