米国の物流に、潮目の変化が訪れています。全米最大級のトラック輸送会社J.B. Huntが発表した2026年4〜6月期決算は、売上高が前年比19%増、営業利益が同32%増の大幅な増収増益となりました。約4年におよんだ運賃の低迷期は、終わりに近づいているのかもしれません。
シェリー・シンプソンCEOは決算説明会で「貨物市場が変わったことは、ますます明白になっています」と述べました。ただ、変化を動かしているのは需要の回復ではないといいます。運賃が上がる理由そのものが、過去のサイクルとは異なるようです。
事業面で目を引くのは、鉄道を使った輸送の急伸です。トラックが圧倒的な主役だった米国の物流で、荷物の運ばれ方に地殻変動が起きつつあります。同社はこの流れの中心にいて、荷主からの引き合いは記録的な水準に達しました。

もっとも、この決算の面白さは好業績そのものではありません。市場が変わる前に、同社は何を仕込んでいたのか。運び手が消えていく米国で、なぜこの会社の利益だけが増えているのでしょうか。