「CEOたちは夢想している」──ゴールドマン・サックス、買収ブームの中心で最高益

ゴールドマン・サックスが2026年4〜6月期決算を発表しました。売上高は203億ドル、EPS(1株当たり利益)は20.98ドルと、ともに過去最高を更新しています。AIをめぐる熱狂は半導体株の急騰として語られがちですが、その熱はいま、実体経済のカネの流れそのものを変え始めています。

デビッド・ソロモンCEOは「この機会が広範で複雑になるほど、当社の強みが生きる」と述べました。AIへの投資はもはや半導体の枠にとどまらず、電力などのエネルギー設備やデータセンターの建設にまで及びます。案件が大きく複雑になるほど、資金の流れを設計する専門家が呼ばれる場面は増えていきます。

事業面で目を引くのが、株式や債券の売買を仲介する市場部門の躍動です。株式関連の売上は四半期として過去最高となり、とりわけアジアでの取引の活況が全体を押し上げました。米国発のAIブームが太平洋を越え、同社の収益地図まで塗り替えつつある格好です。

もっとも、市場ではAI投資の過熱を警戒する声も消えていません。誰もが名前を知りながら、その実像は意外と知られていない巨大金融機関。マネーの奔流のただ中で、この銀行はいったい何をして稼いでいるのでしょうか。

あふれ出したAIマネーを掴む

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