Applied Materialsが、AIをめぐる投資の最前線で見えている景色を明かしました。同社は、半導体(チップ)そのものではなく、それを作るための製造装置を世界で手がける大手で、東京エレクトロンの競合にあたります。AIブームでは、どのチップ企業が勝っても装置が売れる立場にあり、需要の最前線を最もよく見通せる位置にいます。
同社のブライス・ヒルCFOによれば、AIの普及を縛っているのは、投資マネーでもGPUの供給でもないといいます。巨額の資金が流れ込んでも、需要がそのまま供給に変わるわけではありません。最前線には、お金では一足飛びに解けない別の壁があるとのことです。
AIといえば計算を担うGPUに目が向きますが、その裏では別の半導体の需要も静かに膨らんでいます。半導体は過去、作りすぎては価格が崩れる循環を繰り返してきました。ところが今回は、その教科書通りの展開になっていないといいます。

では、AIの拡大を本当に縛っているものは何なのか。なぜ需要はこれほど途切れず、いつものサイクルとは何が違うのか。半導体投資の最前線に立つ一社の言葉から、その輪郭が見えてきます。