デカコーンとなった「Notion」、その知られざる創業史(前編)

デカコーンとなった「Notion」、その知られざる創業史(前編)

2015年、アイヴァン・ツァオとサイモン・ラストは「リセット」の時を迎えていた。

2013年にスタートアップを共同創業したふたりだったが、プロダクトのローンチからわずか数カ月で資金が底をついてしまったのだ。にっちもさっちも行かなくなり、ツァオたちは4人いた従業員を解雇。すべてを一からやり直すべく京都のAirbnbに滞在し、次の一手を考えていた。

そのわずか5年後の2020年4月、ツァオらが生み出したNotionは社員たったの数十人で評価額20億ドル(約2,277億円)を達成した。2021年10月9日にはセコイア・キャピタルなどから新たに2億7500万ドル(約307億円)を調達し、評価額は100億ドル(約1兆1200億円)を超えている。

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