人口減少やカーシェア普及など、市場の変化に直面する損保業界の大手2社が次なる一手を打ち出した。

SOMPOホールディングスがakippaを関連会社化

SOMPO HDは3日、駐車場シェアサービス「akippa」の株式33.4%を取得して関連会社化したと発表した。akippaの累計調達額は35億円となった。

akippaは個人宅や事業所で利用されていない駐車場やスペースを貸し出せるチェアリング・プラットフォーム。9月には駐車場拠点数累計3万拠点、会員数150万人を突破している。

今後、カーシェアの普及などにより、損保の中核事業である自動車保険は需要減少が見込まれる。SOMPO HDは市場の変化に適応するため、akippaと共同で駐車場での自動車リスクに特化した専用保険の開発を検討する。

また、高齢層の多い駐車場オーナーに向けて、対面相談可能な「駐車場シェアあんしん窓口」も設置することを予定している。

プレスリリース：駐車場シェアリング事業への新規参入 ～akippaへの出資による関連会社化～

東京海上、アメリカの保険大手を約30億ドルで買収

東京海上ホールディングスは3日、アメリカの富裕層向け保険大手「ピュアグループ」を買収すると正式発表した。