営業利益率が軒並み2倍以上に!?資生堂・コーセー・花王を中心に見る化粧品業界まとめ

営業利益率が軒並み2倍以上に!?資生堂・コーセー・花王を中心に見る化粧品業界まとめ

花王

最近、Stockclipでは資生堂コーセーなどに注目してきました。化粧品大手の業績を追いかけてみると、近年の化粧品業界にある変化が起きていることに気が付きます。

近年の化粧品業界を知る上で重要な3つのキーワード

さてまずは今まで取り上げた資生堂とコーセーに日本の化粧品業界でNo.2の花王を加えて、各社の売上を比較してみます。

順調に売上を伸ばす資生堂とコーセー

資生堂とコーセーの売上が順調に増加。資生堂に至っては2012年から2018年までの6年間で売上を4,000億円近く伸ばしています。同期間にコーセーも1,500億円ほど増収しています。

一方、好調な資生堂・コーセーの裏で低迷しているのが花王。2012年から2013年にかけ、1,000億円以上増収したものの、以降、売上は横ばい。2013年に子会社カネボウの美白化粧品を使用した消費者の皮膚がまだらに白くなる「白斑事件」が起きたことで売上が低迷しています。

軒並み営業利益率を伸ばす化粧品大手3社

営業利益率の推移では3社とも営業利益率が軒並み上昇。特に顕著なのがコーセーで2012年から2018年の6年間で9.1ptも上昇しています。また、同期間で花王は7.4pt、資生堂は4.2pt上昇しています。

化粧品大手3社が伸びている背景にはある3つのキーワードが隠されています。

近年の化粧品業界の3つのキーワード

キーワードの1つ目はシワ改善美容液。2つ目はブランドの選択と集中。3つ目がインバウンドです。今回のエントリではこれら3つのキーワードを中心に化粧品業界の今に迫っていきたいと思います。

ここから先は、有料コンテンツになります。ご購読いただくと、以下のような内容をご覧いただくことができます。

・化粧品の年間出荷額は◯◯兆円
・各社揃って高価格帯の化粧品にリソースを集中する理由
・インバウンドが原因で化粧品の販売チャネルに起きた変化とは
・化粧品の輸出額は4年で◯倍に
・今年1月施行の中国電子商取引法とは?

続きを読むには

Strainerプレミアムに
ご登録いただく必要があります。

初回30日間無料体験実施中!

無料で続きを読む
または
ログイン