稼いでるのはどっちだ!?「早稲田」「慶應」の決算書を比較!
日本を代表する私学といえば、真っ先に挙がるのが「早稲田」と「慶應」の2校かもしれません。読者の皆さんの中にも馴染み深い方がいらっしゃるのではないでしょうか。
早稲田は1882年、慶應は1858年に設立された伝統校。両校とも一貫教育校を合わせた総学生数は5万人を超え、数多くのキャンパスを有しています。
普段は上場企業をメインにリサーチしていますが、学校法人も決算書をしっかりと開示しています。
何かと比較されることの多い両校ですが、今回のエントリでは早稲田、慶應の決算書を比較して「どっちが稼いでいるのか」「どうやって稼いでいるのか」解き明かしていきたいと思います。
まずは実質的な売上にあたる「事業活動収入」を比較してみましょう。
収入が大きいのは慶應で、18/3期は1,601億円に達しています。一般企業でいえば売上1,500億円規模の「サイゼリヤ」や「ユナイテッドアローズ」よりも稼いでいるということになります。早稲田は1,000億円前後の横ばいで、「ZOZO」と同じくらい。
事業活動支出を差し引いた実質的な営業利益を見てみると、慶應は110億円前後で推移しています。早稲田は16/3期の91億円がピークで、直近2年間は減益。