TinderやPairsなどの出会い系マッチングアプリを手掛けるMatch.Groupの決算!

先日Match.Groupの決算が発表されました。

少し前に業績を記事にまとめましたね。

TinderでおなじみのMatch groupの業績をチェック!!!


今回前回の業績の復習も兼ねて決算を見ていきたいと思います。


前年度の同期との比較をしてみます。売上高に関しては約20%程度の上昇、営業利益はほぼ横ばいといったところです。一方で特徴的なのはNet income(純利益)に関しては約4倍になっています。

なぜ売上高、営業利益とは対照的に純利益は急激に伸びたのでしょうか? 決算書の注記で関連しそうな項目を見てみます。

損益計算書を見るとTax benefits(provision)が今年度Q3は+226236、前年度は-19973になっています。 つまり今年度は税金を払わずむしろお金が返ってきいるようなイメージです。前年度に関しては通常通り税金を支払っています。なぜこのようなことが起きたのでしょうか?注記を見ると解説があります。

Income Taxes The Q3 2017 income tax benefit of $226 million for GAAP is primarily due to employee exercises of stock-based awards and the adoption of Accounting Standards Update No. 2016-09, Improvements to Employee Share-Based Payment Accounting (ASU No. 2016-09) on January 1, 2017. Under ASU No. 2016-09, excess tax benefits generated upon the purchase or exercise of stock-based awards are recognized as a reduction to the income tax provision rather than additional paid-in capital. The effective income tax rate for GAAP was 26% in Q3 2016. The effective income tax rates for Adjusted Net Income in Q3 2017 and Q3 2016 were 32% and 29%, respectively. The Q3 2017 effective income tax rate for Adjusted Net Income is higher than the prior year quarter primarily due to foreign exchange losses that are not tax deductible in the current period.

簡単に要約すると従業員の株式型報酬の行使及びに新たな会計基準への遵守により今回のTax benefit of $226 millionを生み出していることがわかります。


続いてコスト構造及びにそこから気づける変化を見ます。

Oparating cost and expenses Q3 2017 Q3 2016
Cost of revenue 72044 50770
Selling and marketing expense 94870 87889
General and administrative expense 49940 30014
Product development expense 27008 17345
Depreciation 8147 7192
Amotization of intangibles 401 3382

グラフだけではわかりづらいのでスプレッドシートも載せておきます。

まずグラフから分かることはCost of revenus(売上原価),Selling and marketing expense(販売費及びにマーケティング費),General and administrative expense(一般管理費)が目に見えるくらい増えていることがわかります。これはTinder Plus やTinder Gold など主要アプリであるTinderの機能拡大に伴うもの、そして広告やマーケティングに多く費用をかけていることがわかります。


スプレッドシートを見るとAmotization of intangibles (無形資産の償却)が急激に減っていることがわかります。なぜでしょうか、こちらも注記を見てみます。

These increases were partially offset by lower amortization of intangibles as a significant portion of our scheduled amortization from the acquisition of PlentyOfFish concluded at the end of 2016.

2016年の終わりにPlentyOfFishの獲得に伴って発生していた償却が終了したことが大きく影響しているとのことです。償却以外のコストが大きく増加していることから営業利益が横ばいになっていますが売上高及びにその他のKPIを見ると成長が見られることからTinderの機能拡大などは今の所は成功であったと言えるのではないでしょうか。最後にKPIを決算説明会資料から引用して終わりにします。


日本で出会い系アプリはまだ胡散臭く怪しいものであるというイメージがあり、僕もそのようなイメージを持ってしまっています。しかしそれは日本にはまだまだ拡大していくポテンシャルがあるということなのかもしれませんね。



追記:Match.Groupの株価も好決算であると投資家が捉えていることを示しているようです