SaaS決算総まとめ②Slack、Okta、Workday、Veeva、CrowdStrike

SaaS決算総まとめ②Slack、Okta、Workday、Veeva、CrowdStrike

特集

2020年第一四半期、SaaS決算の総まとめ第2バージョンです。

今回は、すでに扱っているWorkday、Slack、Okta、Veeva、CrowdStrikeについて改めて確認します。

Workday:COVID-19危機もあり減速

まずは人事管理領域におけるトップSaaSとして君臨するWorkday。最近Zoomに抜かれるまで、SaaS専業では第3位の時価総額を有していました。

売上高は10億ドルの大台を突破(前年比+23.4%)し、営業損失は▲1.44億ドル。高成長は続いていますが、やや成長鈍化している状況でもあります。

Workdayはフォーチュン500企業の半分以上が利用するなど、大企業向けに大きな強みをもつプレイヤー。人事管理(HCM)のほかに、財務管理や経営管理といったカテゴリにも進出し、存在感を増そうとしています。

経営計画サービスでは、マイクロソフトとの連携を強化。大企業向けの柔軟な経営プランニングツール「Workday Adaptive Planning」をMicrosoft Azure上で動かすことができるようになったほか、マイクロソフト自体もAzure上の初の顧客となりました。

その一方で、売上先行指標である「サブスク収益の受注残(Subscription revenue backlog)」は前年比+20.5%まで成長が鈍化。

継続率は高く、1Qにおけるグロスリテンション(解約のみを含んだ継続率)は95%を超えており、アップセルを含んだネットリテンションは100%を超えています。

Workdayは大企業向けが中心なので、Slackなどの中小企業向けが強いSaaSと比べ、アップセルに強みは出しにくい現実もあります。

言うまでもなく、グローバルな大企業の数は限られています。Workdayにとってその点が、成長を左右する大きなポイントの一つ。足元では「back-to-the-base」というコンセプトで、複数製品のクロスセル戦略を推し進めようとしているところ。

COVID-19危機化では、成長鈍化が避けられない点について半ば認めています。

大企業向けが中心なのでダウンサイドは小さいものの、足元では新規顧客の導入が遅延。サブスク売上は前年比で+18-19%程度に鈍化する計画を開示しています。

ここ10年くらい、SaaSの世界では大企業向けに強いServiceNowやWorkdayといった企業が時価総額の上位を占めてきました。足元では中小にも強いZoomが急伸するなど、変化が生じ始めている面もあります。

参考:Workday 1Q決算:売上10億ドル突破、短期的な売上成長は鈍化へ

Slack:共有チャンネルを強化中、追い風続くか?

そして前述した通り、比較的中小向けで際立った強さを見せているのがSlackです。

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